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ニューヨークのふたりが訪れたのは、美容皮膚科「ウォブ クリニック 中目黒」。ふたりの肌診断を終えた院長の髙瀬聡子先生、次は、日常で行っている屋敷さんのスキンケアアイテムを見ながら診断を開始。「あの、ここがだんだん目立ってきて」と、どうやら最近気になるパーツもあるようで。
疲れて見えるのは、クマのせい?
屋敷裕政さん(以下、敬称略)
スキンケアの見直しの前にいきなり質問なんですけど、このクマって化粧品でなんとかなるもんなんですかね?
髙瀬先生(以下、敬称略)
目の下のクマですね。血行不良でクマができやすくなるパターンがありますが、入浴は湯船にきちんとつかられています?
屋敷
はい。湯船にはつかっています。
髙瀬
屋敷さんは目が大きいので影が出やすいという影響もあると思いますが、お風呂にきちんとつかられているのならば血行不良より、脂肪のかたまり、もしくは摩擦等でできた色素沈着を疑った方がいいかもしれません。また、不要な角質が肌表面に蓄積されることでくすんでしまい、クマのようになったりします。目もとはほかのパーツに比べ、皮膚がとても薄く繊細。たっぷり保湿をして、肌のターンオーバーを促すことから始めることで軽減できるかもしれません。
屋敷
肌のターンオーバーって何ですか?
髙瀬
皮膚には基底層という部分があって、そこで肌が作られます。表面に上がってきて、それが剥がれる。その周期が28日なのが理想です。しかし、年齢を重ねるごとにサイクルの周期が長くなってしまう。保湿はそのサイクルを正しくするための、超基本です。まずは「保湿をする前の土台をいかに綺麗にするか」です。では、クレンジングからうかがいます。シートを使って落としてるんだっけ?
屋敷
はい、メイク落としは基本的に現場で出してもらうクレンジングシート。帰宅してお風呂に入る時には、薬局で購入した、男性用ブランドの泡立てるタイプの洗顔フォームで顔を洗っています。
髙瀬
前回も言いましたが、「シートで終わり!」は絶対ダメ。特にリキッド状や練り状のファンデーションやコンシーラーを使用したとしたら、毛穴に入り込んでいるのでシートでは落とすことができないんです。それで、どんなに拭き取ってもシートに汚れがついてきてしまうから、どんどん擦って拭き取ろうとしてしまうという悪循環に。その後、洗顔料を使って洗顔をしても、メイクを落とすことはできません。
屋敷
そうなんや!
髙瀬
クレジングシートは、どうしても洗面台が使えない時などに限定してくださいね。では、屋敷さんのスキンケアをチェックしていきたいと思います!
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