トラブル知らずの肌になるために「落とすケア」の見直しがマスト
屋敷
肌状態……それを把握するの、難しそうやな(笑)。でも保湿が大事ってことはわかりました。つけ方とかって何かコツあるんですか?
髙瀬
もちろん、化粧水はコットンで均等につける、などセオリーはあります。しかし男性の多くは“スキンケア無精”。継続することのほうが重要なので、化粧水は手にとって顔全体に塗布すればいいし、乳液も適量手にとってなじませるだけ。それで良いと思います。ただし、そのルーティンをサボらずに朝晩と継続!
嶋佐
化粧水を塗るじゃないですか。その後、どれくらい時間をおいて乳液を塗ればいいんですか? すぐ塗ったら混じるのかな?って。
髙瀬
使用する化粧品によりますが、10分ほど経過してなんとなく化粧水が入っていったなと感じたら、乳液を塗ってください。
屋敷
あと気になるのは、メイク落としと洗顔なんですけど。仕事でメイクしてもらったら、シートで拭き取るじゃないですか。さらに洗顔料で洗うってこと? 汚れはとれているからあとはシャワー浴びたときに水洗いでいいですよね。
髙瀬
それは、絶対にNG! メイク落とし専用シートは肌表面のメイク汚れしか落としません。毛穴にもメイクは入り込んでいて、そこはシートだけではとれないのです。
嶋佐
え! そうなんですか? 僕もシートで終わりでいいと思ってました。局のメイクさん、普通にハイってくれるし。
髙瀬
ダメー! ダメです! 皮脂量を考えると男性にはジェルやクリームタイプのクレンジングがおすすめ。メイクした肌にしっかりなじませて、表面だけじゃなく毛穴の中の油分汚れをオフしましょう。
屋敷
じゃあ、僕たちは仕事でほぼ毎日メイクをするので、メイク落とし選びからですね。
髙瀬
はい! おふたりとも属性は普通肌。その上で、屋敷さんが部分的にベタつきやすく、嶋佐さんが少し乾燥しやすい敏感肌ぎみ……とわかったところで、コスメ選びのポイントも深掘りしていきましょうか。
嶋佐
お、お願いします。今までもらったもの何となく使ってるだけでこだわりありませんが。
屋敷
僕もすね。
髙瀬
ふむ、なるほど……。
こうして始まったニューヨークの美容皮膚科での、肌アップデート計画。スキンケア初心者のまま挑んだカウンセリングで、スキンケアの基本を叩き込んだ。
次回は、屋敷さんの肌に、髙瀬先生が切り込む!
【プロフィール】
ニューヨーク
嶋佐和也(しまさかずや)、屋敷裕政(やしきひろまさ)からなるお笑いコンビ。冠番組『NEWニューヨーク』をはじめとする多数のレギュラー番組を抱え、これからのお笑い界をになうコンビとして注目されている。
【YouTube】ニューヨーク Official Channel
【Twitter】 ニューヨーク屋敷
嶋佐 和也 KAZUYA SHIMASA(ニューヨーク NEWYORK)
【Instgram】nyyashiki
Kazuyashimasanewyork
髙瀬聡子
皮膚科医、ウォブ クリニック 中目黒総院長。2003年にスキンケアブランド「アンプルール」を立ち上げ、2007年にはクリニックを開設。明確なアドバイスと患者に寄り添った丁寧なカウンセリングで多くの信頼を集める、美容業界屈指のドクター。生活習慣をふまえた美容医療の提案に定評あり。
撮影/品田健人 取材・文/三谷徹
Edited by 大森 葉子
公開日: