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今回ニューヨークが訪れたのは、美容皮膚科「ウォブ クリニック 中目黒」。皮膚科医で院長の髙瀬聡子先生が、連日の過密スケジュールでややおつかれ状態のふたりの肌を診断。「いただいたもので、なんとなく手入れしてるだけです」(屋敷)。髙瀬先生の的確なアドバイスとともに、あまり自分の肌と向き合ってこなかったニューヨークが、肌との対話をスタート!
ちょっとした皮脂のギラつきで、清潔感が3割減!?
髙瀬先生(以下、敬称略)
まず、肌を見たところおふたりとも極端なオイリー肌、乾燥肌ではないようですね。
屋敷さん(以下、敬称略)
僕、肌質とか聞かれても答えられないんですよ。「わからない」としか言いようがない。
嶋佐さん(以下、敬称略)
同じく。事前アンケートで、肌質を聞かれて、考えたこともないことに気づきました。「肌質、何だろう」って。まったくわかりません!
髙瀬
簡単に言うと、オイリー肌は皮脂分泌が過剰でテカったりベタつきやすい肌。乾燥肌はその逆で、潤いが不足して表面のバリア機能も低下しがち。男性は50代に突入しても皮脂分泌量があまり変わりません。ちなみに、皮脂分泌は女性の約2倍です。
屋敷
そんなに皮脂?っていうかあぶらって出るんですか。自分ではあまり意識してないんですけど。
髙瀬
まず、拝見したかぎりおふたりとも普通肌に属しています。そこまで大きな偏りがないということですね。屋敷さんは乾燥もベタつきも過剰じゃなさそうですが、皮脂分泌が活発な鼻のまわりやおでこ、つまりTゾーンは少しベタつきやすいタイプかも?
屋敷
Tゾーン……ここですね(おでこと鼻あたりを指差して)。よく聞きます。僕はこのあたりを特に注意すればいいのかな?
髙瀬
ベタついてしまうと、見た目の清潔感が低下してしまいます。人前に立たれて、印象を良くした方がいい職業のおふたりは、Tゾーンの皮脂のコントロールは必須かな、と思います。ただし、ある程度、皮脂は残しておくことが重要です。取りすぎてしまうと、『肌がまずい!』と肌を守ろうとして、逆に皮脂が出すぎてしまうんです。
屋敷
塩梅、むずそうですね。
髙瀬
とはいえ、とにかく、Tゾーンのギラつきで清潔感が3、4割は低く見られてしまうことをまずは頭の片隅においておくと良いと思いますよ。
屋敷
なるほど。ギラつきは危険ってことですね。
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