食事のリズムが自律神経のリズムを整える
りんたろー。さん(以下、敬称略)「僕の自律神経の総合力(トータルパワー)はかなり低めでしたけど、先生に教えてもらった呼吸法を続けて、笑いでウケをとり続ければ、どんどん上がってきますか?」
根来先生(以下、敬称略)「はい、2週間~1ヵ月で数値は上がってくると思います。ただし、不規則な生活を続けていれば残念ながら変わりません。りんたろー。さんは睡眠時間が平均5~6時間とおっしゃっていましたが、睡眠は本来7時間ほどとるのが理想です。寝る前に目覚まし時計をかけて起きているんですか?」
りんたろー。「はい。でも目覚まし時計をセットしてもアラームが鳴る前に起きちゃいます」
根来「睡眠が5~6時間なのにアラームが鳴る前に起きるようだと、睡眠が浅いかもしれませんね。睡眠を深くするために、寝る前には前回紹介した448呼吸を習慣にしてください。ところで朝食は何時頃食べていますか?」
りんたろー。「その日の仕事によって変わるんですが、平均すると朝8時とか9時に食べています」
根来「昼食や夕食は何時頃食べていますか?」
りんたろー。「昼と夜は、毎日バラバラの時間になっちゃいます。食事の時間も自律神経と関係しているんですか?」
根来「食事をするタイミングをできるだけ同じにしたほうが、自律神経のトータルパワーが上がりやすいんです。というのも、自律神経は時計遺伝子に左右されているので、寝る時間や食事の時間など一日のリズムを揃えることでバランスが整いやすくなります。毎日同じ時間に食事がとれなくても、起床後1時間以内に朝食をとり、昼食、夕食は前の食事から計算して5~6時間以上あけないようにして、食事で体のリズムを整えていきましょう。そして、おいしい食事をとることも自律神経を整えるのに役立ちますよ」
りんたろー。「最近、毎朝おいしい和定食を自炊しているので、それには自信があります!」
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早歩きとゆっくり歩きのインターバル歩行が肝