今回のゲストは元宝塚歌劇団・星組男役スターの壱城あずささん。この世で一番美容が好きだとおっしゃる壱城さん……その美しさを見たら納得! 一つ一つの言葉にとても説得力があります。まずは宝塚時代のお話からスタートです!
とにかく! 美容大好きなんです!!
美夢ひまり(以下 美夢)
お久しぶりです!
壱城あずささん(以下 壱城さん)
久しぶりにお会いできて嬉しいです!
美夢
実は……ファンの皆さまから、「VOCEの連載に壱城さんに出てほしい!」という声がたくさん届いていて……。
壱城さん
本当ですか? 嬉しい!
美夢
私も昔から壱城さんはかなりの美容好きさんだと思っていたので、今日は根掘り葉掘りたくさん聞いちゃいますよ~。
壱城さん
はい! 美容大好きなのでたくさん喋りますよー(笑)。
宝塚で一番大事なのは「美しさ」だと思っています。
美夢
宝塚時代からいつも美しいなぁって思っていたのですが、何か特にこだわっていたことかポリシーはありましたか?
壱城さん
私、メイクでは下地がすごく大事だと思うんですよ。下地がちゃんとしていないとどれだけ良いファンデーションを使っても密着しないというか。なので、下地は良いものを使うというのが私のポリシー。
美夢
舞台化粧の時もそうでしたか?
壱城さん
よくぞ聞いてくださいました! 舞台化粧もそうです。ちゃんとした下地を使うとドーランの密着具合が絶対に違うんです。
美夢
私、以前星組さんの映像を見ていて、しーらん(編集部注:壱城さんの愛称)の肌って何でこんなにきれいなんだろう? って思ってたの! 画面越しでもハッとするくらいきれいで。
壱城さん
本当ですか? 下地の力です、絶対(笑)。舞台化粧がくすんでしまう子とかにはまず下地を替えるようにアドバイスしていましたね。宝塚で一番大事なのは「美しさ」だと私は思うから、まずは化粧をちゃんとしましょうっていうのがあって。自分自身はそれを研1の頃から心がけていました。
美夢
確かに稽古場でもきちんとメイクしていた印象があります。
壱城さん
そうですね。私は自分の顔にコンプレックスが多いんですよ。男役をするには顔が女っぽいのが嫌で、「メイクの力でどうにかする!」と思ってしっかりメイクしていました。入り出の時とかもファンの方の前にすっぴんで出たことは一度もないですね。
美夢
そうなんですね……それは徹底していて偉い!
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“絶世の美女”役の時のメイクのこだわり