連載 EXITりんたろー。美容道

【藤森慎吾×りんたろー。対談】“隠れ美容男子”たちが堂々といられる世界に変えていきたい

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性別関係なく、やりたい人が
自由に選べるようになればいい

ーー美容をはじめたことで、女性への見方も変わりましたか?

藤森「めちゃくちゃ変わりました、それは。軽々しく『10分後に出るよー』なんて、もう絶対に言えないもん。女性の抱える苦労は本当に大きいと思う」

ーーメンズ美容が浸透すると、女性に優しくなる男性が増えそうです。肌と体調はとても密接な関係なのに、男性の中には自分の肌質を知らない方も多いですよね。自分のことなのに無頓着な方がわりと多いというイメージがあります。

りんたろー。「男が美容と向き合うと、それだけでも女性とわかりあえることが増えるような気がします」

藤森「一緒に買いに行ったり、共有したり、単純に二人の楽しみの幅が広がるよね」

りんたろー。「それに、美容って基本的にはすべて自分自身のことじゃないですか。だから、悩みが自己責任に直結しちゃう。男性は、自分に無頓着なふりをしているだけというか、悩みを一人で抱え込む人が多いような気もします。肌のこともそうだし、男性だと髪で悩む人も多いと思うけど、そういう悩みを一人で抱えちゃう。結果、もう誰も触れられないみたくなっちゃう、みたいな。気軽にシェアしてくれたら周りも相談に乗れるし、何なら一緒に対策も考えられますからね」

ーーーー男性だって、肌は弱いんだよ、繊細なんだよっていう。

りんたろー。「そうです。男性だというだけで肌が全員丈夫なわけじゃない。そう考えると、美容と向き合う男性が増えたら、美容まわりのことだけじゃなく、悩みのカミングアウトもしやすくなるのかもしれないですね。抱え込むのも、強がるのも違う。なんか、もうそういう時代に入っていきそうな気はしています」

藤森「10代、20代はもうそうなってるんじゃない? スキンケアだけじゃなく、普通にメイクしてる男の子も多いし。それに後押しされるように僕ら世代も、表に出しやすくなってきているとは思うよね。今まで“何となく隠さなきゃいけないこと”と思ってた人は多かったかもしれなくて。そういう“隠れ美容男子”は助けたい。俺たち堂々とやっていいんだ、って空気にはしてあげたいよね」

りんたろー。「僕は、選択しない自由もあっていいと思うんですよ。ただ僕らは美容での成功体験があるから『こんなにいいことがある!』ってシェアしたいし、その楽しさは伝えられるよっていう。美容を楽しいと思う人が自由に気負いなく選べるものになっていけばいいし、そこに性別は関係ないって思いますね」

後編に続く

藤森慎吾×りんたろー。

【プロフィール】
藤森慎吾
1983年生まれ。2003年、明治大学在学中に中田敦彦と「オリエンタルラジオ」を結成。11年に「チャラ男」キャラで再ブレイク。近年は俳優としても活動、2020年にはオンラインサロン「FILLLLAGE」も開設するなどマルチに活躍中。
【YouTube】藤森慎吾のYouTubeチャンネル
【Twitter】@chara317megane
【Instgram】fujimori_shingo0317

りんたろー。
1986年生まれ。2008年4月、東京NSCに14期生として入学。2017年末に兼近大樹を誘い、お笑いコンビ「EXIT」を結成。ネオ渋谷系チャラ男漫才と称するしゃべくり漫才のツッコミを担当。ネタ作りも担う。
【Twitter】@rinnxofficial
【Instagram】@Rin_the_Sky
【note】https://note.com/rin_official
【YouTube】EXIT Charannel
【TikTok】@rintaro_official
【りんたろー。個人YouTube】EXITりんたろー。のYouTubeチャンネル

撮影/土屋文護(tron)  スタイリング/EIJI TAKAHASHI(ACUSYU) ヘア/SHOTARO(SENSE OF HUMOUR) メイク/遠藤真稀子(UM) ディレクション/三谷徹 取材・文/山崎恵

Edited by 大森 葉子

公開日:

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