連載 EXITりんたろー。美容道

【藤森慎吾×りんたろー。対談】“隠れ美容男子”たちが堂々といられる世界に変えていきたい

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「男が美容に励む」への世間の反応は
どんどん変わってきている

ーーそういったお二人の周囲の状況も、最近では変わってきていますか?

藤森「スキンケアは芸人の間でもどんどん普通になってるよね」

りんたろー。「それは間違いないですね。イジりも確実に減ってきてるし」

藤森「ジェンダーとかLGBTQとかいろいろな方向へ配慮すべきといわれてる、この時代の流れがもちろん大きい。その中で、男性に対するイジりだってすべきじゃないっていう流れになっているんだろうな、と思う。容姿をあれこれいうような笑いの取り方は、今はもう難しくなってきてる」

りんたろー。「MCや出演者が若ければ若いほど、そういう笑いはなくなっていますね」

藤森「逆に、今、そういうイジり聞くとドキッとするよね。そういえば、こんなイジりあったなー。いやいや、ダメダメ、もう令和なんだから! みたいな」

りんたろー。「なちーーー!っていうのは、ありますよね(笑)」

藤森慎吾×りんたろー。

ーー懐かしいって感じられるくらいにお笑いの世界も動いてきているんですね。では逆に、そういうひと昔前のイジりでリアクションを求められた時はどうされるんですか?

藤森「うーん。それはもう、時と場合によるかなあ。その場が面白くなると判断すれば応えることもあるかもしれないし」

りんたろー。「たしかに状況によりますね。美容に対して自分が思ってることをちゃんと言うと、それがボケとしてきちんと成立するかどうか、を見極めて」

藤森「あー、“真面目にやりきるとボケになる”っていうのはあるよね。きちんと美容することがそこにいる僕ら以外にとってはまだ普通じゃなかったら、“ちゃんとやるって答えがボケ”になっちゃう」

ーーなるほど。ではこれから時代が進んだら、「ちゃんと美容やる」もいつかはボケにならなくなる?

藤森「そうなる可能性は大いにあると思う。僕らとしては笑いのネタが一つ減っちゃうけど、世の中としてはそうなったらいいですよね」

りんたろー。「ちなみにこの間、新しい地図さんとの番組で美容の話をした時はまったくボケになりませんでした(笑)。もう感覚の早いところからどんどん変わってきてるなって感じてます」

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きちんとメンテナンスして、健康でいた方が長く活躍できる

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