事前に448呼吸でリラックス、直前で555呼吸を行って実力発揮!
りんたろー。「448呼吸法と555呼吸法、僕の場合はどっちをやったほうがいいんですか?」
根来「448呼吸と555呼吸を組み合わせるのがおすすめです」
りんたろー。「どうやって? 交互にやるとかですか?」
根来「私は力士の方にもアドバイスしているんですが……」
りんたろー。「先生、大リーガーだけじゃなくて、お相撲さんまで!」
根来「はい。力士の方には、基本のパターンとして、花道にいるときは448呼吸をして、土俵前にきたときには555呼吸をしてくださいと伝えています。この2つを組み合わせると緊張をほぐしつつ取組直前に集中力が上がるので、実力通りの力を発揮できます」
りんたろー。「へえー」
根来「前回お話をした大リーグの選手も、例えば8回から登板予定の場合、5回くらいから448呼吸を行ってリラックスしてもらって、投げる直前に555呼吸法に変えてもらいました」
りんたろー。「なんで2つの呼吸法を組み合わせたほうが集中力は上がるんですか? 仕事中はずっと555呼吸だとダメなんですか?」
根来「448呼吸は前回もご説明したように副交感神経を上げてリラックスを促す呼吸法です。集中力を上げるためには、はじめにリラックスさせておいたほうがより効果が高いことがわかっています。ですから、力士も野球選手も先に448呼吸でリラックスをしておいてから直前で555呼吸を行うことで、より実力を発揮するために集中力を高めていたんです」
りんたろー。「じゃあ、僕の場合は楽屋で448呼吸。ひな壇ではずっと555呼吸をやればいいんだ」
根来「そうかもしれないですね(笑)」
りんたろー。「でも5つ数えるのに夢中になっちゃって、話を振られても何の話ですかってなって、すべっちゃうかもしれない(笑)」
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大好きなサウナも、448呼吸でよりいっそう「ととのう」