本番で力を発揮する、集中力を上げる555呼吸
りんたろー。さん(以下、敬称略)「先生、448呼吸のおかげなのか、もっと眠くなってきたような気がします。この呼吸でリラックスしすぎることはないんですか?」
根来先生(以下、敬称略)「眠いのはりんたろー。さんの睡眠時間が足りてないからですね。448呼吸でリラックスしすぎることはありません。適度なリラックスになります。でもリラックスしすぎてはいけない場面だったら、555呼吸がおすすめです」
りんたろー。「555?」
根来「448と同じように、5秒吸って、5秒止めて、5秒で吐きます。これをくり返す呼吸法です。集中力が高まるのでアメリカの軍隊や警察でもとり入れています」
りんたろー。「軍隊も! すごっ!」
根来「どんな危機に面しても心身をコントロールするための呼吸法で、交感神経を保ちつつ副交感神経をアップさせることで、緊張を保ちつつ、緊張のし過ぎを抑えることができます。そのため、不安や興奮、恐怖をその場で抑える効果があるんです。ちょっと練習してみましょう」
根来「鼻から息を吐ききってお腹をへこませまたら、5秒間息を止めます。お腹をふくらませながら5秒で鼻から息を吸ったら5秒間息を止めて。お腹をへこませながら5秒間で鼻から息を吐きます。これをくり返します」
りんたろー。「やっぱり鼻から吐くのは苦しいです」
根来「鼻から吐くのがつらければ、口からでもいいですよ。できるだけゆっくり行ってください」
(5回くり返す)
りんたろー。「なんか目が覚めてきたかも!?」
根来「働いている方なら、例えばプレゼン前などテンションを上げたいときに行うのがおすすめです」
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事前に448呼吸でリラックス、直前で555呼吸を行って実力発揮!