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【医師監修】黄ぐすみ肌の原因と治し方!おすすめサプリも紹介

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黄みの強い肌(=通称・イエベさん)の方から寄せられた素朴な疑問や、イエベならではの肌の悩みをプロに相談して徹底調査! 黄み肌の人が陥りやすいのは、やはり「黄ぐすみ」。予防法や対策など、読めば、黄み肌のことがもっとよくわかる!

教えてくれたのは…

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ウォブ クリニック中目黒 総院長 髙瀬聡子先生
豊富な経験に基づく丁寧でわかりやすい解説が人気。雑誌やTVなどメディアの取材依頼も多数。

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資生堂リサーチセンター 主幹研究員 舛田勇二さん
研究員歴32年。キメやシミから、クマ、くすみ、ツヤ、透明感など幅広い肌の評価法の開発に携わる。

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ピアスグループ美容研究所 所長 中西由紀美さん
肌色をイエローベース、ブルーベースで分類するカバーマークの〈ジャスミーカラー〉の企画開発を担当。

Q:日焼けすると、イエベのほうが黒くなりやすいですか?

A:シミにも影響が
「黄みの強い肌は、メラニンを生成しやすいと考えられるので、日焼けすると、色が定着しやすく、シミもできやすい傾向に」(髙瀬先生)

Q:肌の黄みが強くなることはある?

A:あります
「表皮に茶色の色素・メラニンが多く存在すると、肌の黄みは強くなります。真皮の成分はカルボニル化や糖化でも黄色に。どちらも紫外線の影響が大きいです」(舛田さん)

Q:黄みが増す原因は、普段の生活習慣にもある?

A:食生活でも予防できます
「紫外線対策はもちろんですが、カルボニル化には食生活も影響します」(舛田さん)

A:間違ったお手入れも要注意
「毎日の食生活や肌のお手入れ方法にも原因があると考えられます」(髙瀬先生)

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Q:どんな食生活で肌の黄みが増すの?

A: 糖質の多い食生活
「肌の糖化に関わる食生活なので、糖分が多いものの過剰摂取。甘いものや炭水化物過多、アルコールも要因になります」(髙瀬先生)

Q:黄みが増しやすい、お手入れってどんなこと?

A:ずばり摩擦!
「摩擦の刺激によってメラニンが増えると、黄みが強くなることが。クレンジングや洗顔のあと、タオルで拭き取るときには、肌をゴシゴシこすらないよう注意してください」(髙瀬先生)

Q:イエベにはおすすめしないお手入れはある?

A:スクラブやあかすり
「イエベは色素沈着しやすい傾向があるので、その原因になりやすい摩擦の刺激に注意を。角質ケアをする場合はスクラブや強くこする系のアクションは控えるのがベター」(髙瀬先生)

Q:肌の黄みが強いと、クマが茶色っぽく見えるって本当ですか?

A:本当です
「茶色っぽいクマはメラニンの増加、青から灰色っぽいクマは血行不良が原因。黄みの強い肌はメラニンが増えやすいと考えられるので、クマは茶色っぽくなる傾向に」(舛田さん)

Q:イエベはブルベより、黄ぐすむの?

A:くすみを感じやすい可能性はある
「くすみがなく、透明感があるイエローベースの方も多くいます。もともと血色を感じる健康的な肌色なので、普段の肌との比較で、くすみを感じやすい傾向はあります」(中西さん)

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Q:みかんを食べすぎて、肌が黄色っぽくなることもありますか?

A:一時的にはあり得ます
「肌色に影響を与えるのはメラニン、ヘモグロビン、カロチン。みかんの黄色はカロチンの色なので、食べすぎたら黄みが増すことも。ただし、カロチンは体内で消化されるので、根本的に肌色が変わるわけではありません」(髙瀬先生)

A:足の裏や手のひらに影響が出やすい
「みかんの色素・βカロチンは多く摂取すると、血中から皮膚に蓄積・沈着します。角層に溜まりやすい成分なので、角層の厚い足の裏や手のひらは黄色くなりやすいですが、角層が薄い顔への影響は軽微です」(舛田さん)

Q:肌の黄みが和らぐサプリはある?

A:ビタミンCやトラネキサム酸
「黄みの緩和には美白効果のあるビタミンCやトラネキサム酸がおすすめ」(髙瀬先生)

撮影/向山裕信(vale./人物)、高橋一輝(静物)、ヘアメイク/AYA(LADONNA)、スタイリング/川﨑加織、モデル/田辺かほ(VOCEST!)、取材・文/小池菜奈子、中川知春、構成/大木光

《肌の”黄み”をもっと知る!》
【あなたはどっち?】イエローベース?ブルーベース?【簡単見分け法】

【イエベっていうか……それ黄ぐすみでは?】加齢と共に黄色くなるって本当?

Edited by 大木 光

公開日:

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