教えてくれたのは…
サン・ティトル代表 ビューティスペシャリスト
猪越理恵さん
トータル27年間もエステ業界に関わり、独自のトリートメントメソッドを考案。身体理論にも精通する美の達人。
青山ヒフ科クリニック院長
亀山孝一郎先生
高濃度ビタミンC療法の第一人者。皮膚科専門医としての経験をもとに、ニキビや毛穴など、肌トラブルを解決。
オイリー肌さん
洗いすぎ&油分に注意!
いらないものを取り去るスキンケアを重視してしまいがちなオイリー肌。実はいたわりのお手入れをすることで肌状態がグッと改善する可能性も。刺激を与えない、洗いすぎない、適度な油分を与える。これがケアのキモ!
油分少なめでも保護膜になるスキンケアを
猪越さん
ベタベタするのが嫌だからと、化粧水や美容液でお手入れを終わらせていませんか? スキンケアの最後は保護膜となる油分が必要。乳液やジェルなどでフタを。
皮脂腺を刺激しないよう柔らかいタオルを使う
猪越さん
皮脂腺は摩擦などの刺激を受けると皮脂を分泌してしまう。ごわごわのタオルでゴシゴシ顔を拭くのも刺激になるので、柔らかな肌触りのもので優しく水分を吸い取って。
オイリー肌こそ洗いすぎの傾向が! 角質ケアのしすぎに注意!
猪越さん
角質ケアをしすぎたり、角栓落とし系の洗顔料で洗いすぎたりしたことが原因で、皮脂腺が活発になってしまう可能性も。マイルドな洗浄料でこすらず優しくケアして。
高脂質・高糖質な食べ物を避ける
亀山先生
高脂質・高糖質の食事を続けていると、肌の血流が低下してしまうんです。そうなると皮脂を分泌しやすい状態になり、さらにオイリー肌になってしまうこともあります。
資料提供/Shutterstock
混合肌さん
エリア別ケアがマスト
テカリが出るTゾーンは皮脂を抑えるケアを、乾燥している頬はバリア機能を高めるケアを。異なる悩みが同居している混合肌の場合、その部分に合ったお手入れをする必要がある。塗り方や使用量などを見直してみて!
エリア別にスキンケアの方法を変える
亀山先生
出てしまった皮脂を洗浄しながらも、クリームなどの油分は控えめにしたいTゾーン。それに対して乾燥する部位は、しっかりと保護膜をつくることが大事。
【★】乾燥しやすいエリア
- スキンケアの量は多め
- 角質ケアは適度な刺激を与える
保湿ケアを特に丁寧に行いたい乾燥エリア。角質が溜まっている場合は、摩擦は避けつつ適度な刺激で皮脂分泌促進。
【●】テカりやすいエリア
- スキンケアの量は少なめ
- 角質ケアは特に優しく行う
量を控えめにする必要はあるが、ケアの最後は必ず油分で締めること。角質ケアは刺激にならないよう、優しくそっと。
おでこの色ムラでケアの正解を探る!
猪越さん
スキンケアの正解・不正解が出やすいおでこ。黒っぽい色ムラがあるのはお手入れ不足の可能性が。赤みがありペカペカとテカるのは角質ケアをしすぎているのかも。
乾くところほど定期的に角質ケアを
猪越さん
乾燥しているところにニキビはできないので、小さなプツプツができたら、角質肥厚が原因かも。肌当たりのいいスクラブを優しく転がすように角質ケア
撮影/金栄珠(人物)、藤本康介(静物) モデル/軍司由稀(VOCEST!) イラスト/カヤヒロヤ 取材・文/穴沢玲子 構成/佐野桐子
Edited by 佐野 桐子
公開日:
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