ブロー
\手は熊手形に/
根元にまんべんなく風を送り込むことが可能。
【1】まずは乾きにくい衿足から
湿気がこもりやすく乾きにくい衿足から乾かし始める。手で髪を軽く持ち上げて、内側から風を当てるように!
【2】頭頂部の髪をめくり内側に風を当てる
衿足がある程度乾いたら、頭頂部の髪をめくるように持ち上げて、内側にまんべんなくドライヤーの風を当てる。
【3】逆サイドに左右の髪をかき上げながら
根元が8割がた乾いたら、左右の髪を逆サイドにかき上げながら根元に温風を当てる。根元がふわっと立ち上がる。
\ボリュームUP /
【4】前髪はいろんな方向に動かしながら
前髪はスタイリングの要。後ろから前へ、逆サイドに引っ張る、などいろんな方向に動かしながら生えグセを補整。
【5】仕上げに冷風で締めてツヤッと
髪を下方向に軽く引っ張りながら、冷風を当てる。キューティクルを閉じ、うるおいを閉じ込め、ツヤもアップ。
\ツヤを増強/
【ここまでで8分】
\朝、髪を洗わないときは前髪だけ濡らす!/
クセやうねりも根元を部分的に濡らすだけでリセットしやすくなる。パッカリ分かれた前髪の対処法にも。
ブローの【3】、【4】の工程を行う。寝ている間についた前髪のクセを根元から正して、適度なボリュームアップを狙う。
ストレートアイロン
【6】衿足付近の毛をしっかり伸ばして
熱気のこもりやすい衿足は要注意ゾーン。根元からしっかり伸ばすことで、ヘアスタイル全体がまとまりやすく。
【7】もみあげは念入りに行って
湿気や汗でもやりやすい顔まわりは、少量ずつ毛束を取ってアイロンを。ゆっくりすべらせてまっすぐツヤツヤに。
【8】前髪は斜め下に軽く引っ張りながら
前髪が長い場合は眉尻の延長線上から内側の髪を薄く取り、アイロンを斜め下方向に動かして、もやりを解消。
\前髪付近のもやもや撃退/
【9】トップの髪は持ち上げながら
毛穴を上向きにする感覚で、トップの毛は下ではなく上方向に軽くテンションをかけながらアイロンをすべらせる。
\“ウニ”の方向へ/
【10】頭頂部も上向きにしてボリュームUP
頭頂部付近は特にボリュームが欲しい部分。上方向にテンションをかけながら、アイロンを根元から毛先まで。
\根元を立ち上げ/
【11】仕上げは髪表面のツヤを出す
真下へとゆっくり、アイロンをすべらせていく。熱の力で髪のツヤが一気に引き出される欠かせないひと手間。
\“面”のツヤを出す/
【ここまでで13分】
カールアイロン
【12】まずはサイドをワンカール
サイドの髪をひと束取り、根元にアイロンを当てて毛先付近まですべらせたら、毛先をひと巻きして3秒キープ。
\ワンカールでふんわり/
【13】前髪は斜め下に引っ張りながら
前髪は真下ではなく斜め下に。サイドの髪と同じように、根元から毛先までアイロンをすべらせてからひと巻き。
【14】頭頂部の髪は上に持ち上げながら
ボリュームが欲しい頭頂部は、アイロンを真上に動かしながら。毛先をカールさせつつ、毛穴を上向きに!
【15】ロングヘアならこのやり方でも!
髪が長く【14】のように真上に持ち上げるのが辛い場合は、後ろから前方向に髪を引き出しながら行うのでもOK。
\生えグセ補整/
【16】ワシャワシャッと手ぐしでほぐす
髪の根元に空気を含ませるように、手ぐしで髪をワシャワシャッと揺らす。カールがほぐれて柔らかな毛流れに。
\空気を含ませる/
【ここまでで15分】
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撮影/岩谷優一(vale./人物) スタイリング/石関靖子 モデル/神崎恵 取材・文/中川知春
Edited by 岡部 奈央子
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