教えてくれたのは…
美容家
神崎恵さん
こんなベースは老け見え!
年齢を重ねるとくすみや色ムラ、シミなど“隠したい”部分が出てくるもの。それをファンデで塗り固め、粉をたっぷりのせてしまうとツヤが消えてしまうし、肌のアラも逆に目立ちます。
\ツヤとボリュームのポイント/
【掟1】下地で7割完成させる!
枯れた印象になる乾燥、どんよりとした肌のくすみや黄ばみといったネガティブなものは、下地の時点で払拭。保湿タイプと肌色補整タイプのW使いで7割の完成度を目指します。
\つや玉が出るまで/
2種使いがマスト【うるおい下地】+【肌色補整下地】
【うるおい下地】
保湿力に優れ、乾燥した肌をなめらかに整えるうるおい下地なら毛穴の凹凸や小ジワのカバーもできて“素肌がキレイな人”を装えます。
【肌色補整下地】
単に白くするのではなく、イキイキとした生命力を宿せる肌色補整タイプを。まろやかで淡いピンクやオレンジで血色などをアップ!
\ボリュームのポイント/
【掟2】ファンデーションは思っているよりうんと少なく!
アラを隠すためにファンデーションを使うのではないのです。ツヤやマットなど、なりたい質感に肌を整えるのがその目的。ですからシミなどが隠れるまでたっぷり使う必要はなく、ごく少量を薄膜に塗るのが正解!
フェイスラインはなじませるだけ!
メインで塗るのは顔の中心部分。フェイスラインはその余りをのばす程度でOK。色ムラがあると老けて見えるのでよくなじませて。
\のっぺり防止/
【オススメファンデーション】
\ボリュームのポイント/
【掟3】パウダー・ハイライト・シェーディング“粉もの”はこのふた手間がカギ
粉ものをブラシで顔にのせる場合、しっかりブラシの中に粉を含ませてからにしないとムラづきの原因になります。ふんわりとして均一な、ヴェールをかけたような仕上がりのためには、「含める」「はらう」の工程は省けません。
多すぎ、少なすぎを避けるため、まずはフタやティッシュの上などに適量を出しておく。
◆含める
パウダーに対して垂直にブラシを下ろし、軽く圧をかけながらくるくると円を描くように、毛の中にまんべんなく含ませる。
◆はらう
手の甲にブラシを軽く当ててサッサッとはらい、余分な粉を落とす。
<新刊のお知らせ>
『老けない美容、老ける美容』
美容家・神崎恵が満を持して世に放つ、究極の美容本。“とことんシンプル”“徹底的にわかりやすく”にこだわり、誰もが実践しやすい自らが実感してきたメソッドを厳選し、詰め込みました。ヘア、メイク、スキンケアのポイント解説はもちろん完全プロセスも掲載。さらに、更年期や白髪対策、デリケートゾーンのケアなど、“老けのシグナル”への対処法も!
撮影/岩谷優一(vale./人物)、高橋一輝(近藤スタジオ/静物) ヘア/津村佳奈 スタイリング/石関靖子 モデル/神崎恵 イラスト/ちばあやか 取材・文/中川知春
Edited by 大森 葉子
公開日:
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