教えてくれたのは…
美容家
神崎恵さん
肌はこうなると老け見え!
エイジングの初期はターンオーバーが乱れ、肌は乾燥しがちになり、ゴワつきや毛穴詰まりが気になるように。ツヤが失われることで、全体的にしぼんだ印象にも! 悩ましいほうれい線やマリオネットラインもさらに目立ちます。
【掟1】いつもの“手つき”を見直す
メイクと違い、スキンケアはコスメを“塗る”のではなく、“入れ込む”行為。表面にのせるだけでなく、成分をググッと肌の奥まで入れ込む“手つき”で行うことが大切。また、シワやたるみを引き起こすような“手つき”は厳禁。
広い範囲に浸透させるときはハンドラップ
顔の丸みに手のひらを沿わせ、ラップをかけるように密着させ優しくプレス。手のひらの熱を利用して肌の奥深くまで成分をじんわりと浸透させるイメージ。
細かい部分に浸透させるときは指先ラップ
目尻や目頭などの目まわりや小鼻の脇、口角などの細かい部分までくまなく浸透させるのはハンドラップだけだと難しい。なので指先ラップで細かい部分も抜かりなく。
【NG!】こんな“手つき”してない?
【はたく】
コレ、やってしまっている人がまだまだ多い! 毛細血管を傷つけかねないし、赤みや刺激の原因になります。
【下げる】
老け見えを引き起こす顔の下垂の原因に。そもそもどんな方向であっても、肌を引っ張ることは絶対にやめて。
【こする】
摩擦は肌のバリア機能を低下させるし色素沈着やシワの原因にも。ゴシゴシこするお手入れは、美肌の大敵です。
\ツヤとボリュームのポイント/
【掟2】油分はたっぷり! ベタつきを恐れないで
油分を“テカる”と敬遠する人もいますが、大人の肌にはメリットしかありません。そして使うなら、重めのクリームがオススメ。心地いい重さのあるクリームを規定量の1.2倍なじませれば、顔にキレイなツヤとハリが宿ります。
オススメクリーム
瞬時に肌がつやめく実力派クリーム
ハリ肌に導くお値段以上の実力派
\ツヤのポイント/
【掟3】日焼け止めまでをスキンケアと心得よ!
シミ、シワ、たるみ、乾燥といった深刻な紫外線ダメージのブロックは、日焼け止めなくして実現しません。そしてぜひ、SPF50+・PA++++のパワフルなものを選んでほしい。塗るタイミングは、朝のスキンケアの最後に。
両頬、額、鼻先、あご先に5点置き
手のひらの上で軽くなじませ、スタンプを押すように5点置き。人差し指と中指の第二関節までを使い、少しずつ移動させながら塗布。
焼けやすい部分に重ね塗りする
日焼けしやすい頬骨の高い位置は重ね塗りを。そのシミ多発ゾーンの他、首、耳まわりなどの塗り忘れがちな箇所も入念に。
オススメ日焼け止め
コスパも優秀な美肌の味方
パワフルで心地いい至高のUV
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撮影/岩谷優一(vale./人物)、高橋一輝(近藤スタジオ/静物) ヘア/津村佳奈 スタイリング/石関靖子 モデル/神崎恵 イラスト/ちばあやか 取材・文/中川知春
Edited by 大森 葉子
公開日:
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