教えてくれたのは…
ヘア&メイクアップアーティスト
中野明海さん
主張のあるリップで透明感を引き出す
「赤や青みピンクなどのビビッドな色、もしくはヌーディな色。どんな色のリップでも、透明感を出すことは可能です。それを伝えたくて、今回はダークな赤、青みピンク、マットで鮮やかな赤、そしてツヤッツヤで血色レスなベージュというまったく異なる色と質感のリップを、あえて同じ肌&アイメイクとチークに合わせてみました。肌やアイメイクを薄くつくる、チークはセミマットの青みピンクを狭い範囲に。この法則を守りつつ色やツヤで唇の存在感を出せば、肌色は澄んで見えるのです」
渋めの赤
端正な佇まいと透明感の共存を叶えてくれるのが渋めの赤。ブラシでしっかり輪郭を取りつつのせて、品よく仕上げて。
青みピンク
チークと共鳴するような青みのピンクは、ツヤに優れたタイプを選んで輪郭通りにのせて。色の主張は強いのに、少女のようなイノセントさも手に入るのです。
ツヤッツヤベージュ
ヌーディなベージュはマットではなく、ツヤッツヤなものを選ぶのがコツ。ツヤによるプランプアップ効果、光の存在感で赤ちゃんみたいにピュアさが出せる。
マットな赤
肌と唇の強いコントラストで、肌色が冴えるのがマットな赤。きっちり塗るとモードすぎちゃうから、内側に塗ってそれを指で広げてエッジをラフにぼかしましょう。
【OTHER ITEMS】
リップを主役にするためアイメイクはにごりのない色で。2の左下を上まぶたの目尻のぼかし、1を頰の高い位置にぼかす。
撮影/菊地泰久(vale./人物)、高橋一輝(静物/近藤スタジオ) モデル/森絵梨佳 ヘアメイク/中野明海 スタイリング/川崎加織 取材・文/中川知春
Edited by 並原 綾
公開日:
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