今回のゲストは元宝塚歌劇団・花組トップ娘役の仙名彩世さん。高い歌唱力、演技力、ダンス力を誇る芸達者な女優として印象を残してきた仙名さん。「いつも完璧」なイメージがありますが、その素顔は、柔らかく穏やかで可愛らしい。そんな仙名さんに今回は宝塚時代のお話から、今のハマりもの“ミニチュアフード制作”の話まで伺いました!
稽古場では、毎日違うヘアアレンジをしていました
美夢ひまり(以下 美夢)
ゆきちゃん!(※仙名さんの愛称。美夢ひまりは7期先輩) お久しぶりです! 今日はよろしくお願いします!
仙名彩世さん(以下 仙名さん)
こちらこそよろしくお願いしますー!
美夢
宝塚時代のお話からお伺いしたいのですが、現役時代、美容のこだわりはありましたか?
仙名さん
とにかく美しくいなければいけないという世界でしたが、忙しくてあまり美容までは手が回っていなかったように思います。もちろん稽古場に行くときは完璧にきれいにしていくよう心がけていましたが、家ではメイクしたまま倒れるように寝てしまったり……ひどかったですね(笑)。
美夢
やっぱりお稽古場でも手は抜けないですよね。
仙名さん
そうなんです。私は、大人っぽく見られがちだったので、前髪で眉毛を隠すようにしていました。幼く見られたかったんですよね。あと、たくさん踊る作品の時は汗でメイクが落ちてしまうので、チークとリップで血色を足すようにしていました。
美夢
あとはやっぱりヘアアレンジ!
仙名さん
そう! お稽古中、髪型は毎日絶対に同じにしないと自分で決めていたので、とにかくいつも違う髪型を考えていました。「それってどうなっているの?」と聞かれることが嬉しくて、見ただけでは分からないようなアレンジをすることを楽しんで。だから、必需品は緑のVO5!!! これがなかったら生きてはいけなかったです(笑)。
白のロンTばかり増えていきます(笑)
美夢
宝塚を卒業してファッションは変わりましたか?
仙名さん
服の量が圧倒的に減りましたね(笑)。現役時代は撮影も全て私服だったので、とにかく大量の服が必要でしたが、今は着たい服だけあればいいのでかなり減りました。最近は白のTシャツばかり買ってしまいます。これまで黒を選びがちだったのですが、やっぱり白って明るくて良いなって。白Tと白のロンTばかり増えていきますね(笑)。
仙名さん
そうですね。私は、ラメで華やかにするのが好きです。服がシンプルだからこそメイクで遊ぶみたいな……。そういう風にメイクを考えるのって本当に面白いですね!
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『ポーの一族』シーラメイクのこだわり!