即効で全身のむくみをとる 1分逆立ち
背中を走る脊柱起立筋には腎と膀胱の経絡が重なっていて、逆立ちをすると自然に刺激され、水毒出しに効果大。むくみも即効で改善。
1:タオルに頭をのせる
壁から20cmほど離れた位置にタオルを折り畳んで敷き、その横に両手をついて、頭をタオルにのせる。徐々に足を顔に近づけていき、お尻を上げていく。
2:足を壁につけて1分
両足を上げて壁につけて1分キープ。慣れないうちは20秒から始めればOK。ゆっくりと足から下ろし、頭を床につけたまま2~3呼吸おいたら、ゆっくり立ち上がる。
水が滞りやすい部分を刺激! ボールでリンパ流し
体のリンパ管が合流する"リンパ節"があるのが、わきとそけい部。ここのつまりをとればリンパの流れがスムーズに。ボールを使えば簡単に刺激可能!
1:両脇をプッシュ
両脇にあるリンパ節を刺激。両脇に軟式テニスボール(弾力があり、硬すぎず、大きすぎないボールならOK)を1個ずつはさみ、腕を動かしてボールをグッ、グッと押す。これを1分間行う。
2:そけい部をプッシュ
そけい部のリンパ節を刺激。両脚の付け根にボールをはさみ、床に座って両腕でひざを抱える。そのままひざをギューっと引き寄せるようにして10秒キープ。これを3回行う。
冷えにも肩こりにも効く! わきつかみ
両わきには大きなリンパ節があるので、わきをつかんで刺激するのも、リンパの滞り改善に効果抜群。肩こりにも◎。
1:わきをつかむ
片手の親指以外の4本の指を、反対側のわきに差し込み、わきをつかむ。しっかりとわきの肉をはさんでつかむこと。
2:そのまま腕を回す
次に、つかんだわきと同じ側の腕をまっすぐに伸ばして、後ろへぐるぐると回す。これを10回。次に前回しを10回。反対側も同様に行う。わきが柔軟になって、リンパの流れも促進。
膀胱の経絡の刺激や、リンパを流して改善!
「東洋医学では、体を“気・血・水”が流れていると考えます。気はエネルギー、血は血液、水は体液のことで、3つがバランスよく循環していれば健康です。水毒はこの中の水が滞った状態。大きな原因は、冷えや水分のとり過ぎ、筋力低下、東洋医学の五臓のひとつで水を司る“腎”の働きの低下などです。水毒になると冷え、むくみ、こり、疲れなどの不調が出やすくなります。これらの不調がある人は水毒の可能性大!」(朝井さん)
では、解消する方法とは?
「腎とともに水を司る膀胱の経絡を刺激したり、血液やリンパの流れをよくするのが効果的」(朝井さん)
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1分で背骨刺激