教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト
河北裕介さん
秋のベージュ&ブラウン、新・作法
“ベーシックなだけじゃない。大人の洗練を纏えるよ”
ベージュ&ブラウン=ベーシック。そんなこと、誰が決めた?(笑)。この2色はどんな雰囲気にもなれる変幻自在な色なんだよね。透けさせたり、合わせる色を変えるだけで、肌の透明感が引き立つし、大人の洗練ムードも纏えるんだ。
くすむのが怖いなら色を仕込むのも手。おすすめはイエロー
ベージュ&ブラウンが、肌色とのコントラストでくすんで見えちゃうことがあるのは事実。でも簡単なことでそのくすみは回避できるのだから「私には似合わない」とこの2色を避けるのはナンセンス。たとえばのせる前に自分の肌と相性のいい色を仕込んでおくのもひとつの手。僕的なおすすめはイエロー。アジア人の肌になじむこの色の上から重ねると、洒落感も出せるしくすまないよ。
透明感って一種類じゃない。いろんな世界観があるんだよね
リップにしてもシャドウにしても青みのカラーを使えば確かに肌が澄んで見えるけど、透明感って寒色でしか出せないものじゃない。寒色がひんやりとした世界観を出しやすいのに対して、ブラウンやベージュってちょっと温度や湿度を感じさせる透明感が表現できる。より旬を意識するなら、大きめのラメ入りだね。
まぶたも唇も、透ける発色を楽しむ
【新・作法1】 欲しいのはピュアな透明感
ピンクベージュのシャドウとココア色のリップ。“あったかい”色合わせで引き出したのは、とことんピュアな透明感。まぶたできらめくラメや唇をぽってり見せる豊かなツヤで、脱・ベーシックを狙って。
◆ 使用したコスメ
NARS
clé de peau BEAUTÉ
LAURA MERCIER
<OTHER>
マジョリカ マジョルカ
【HOW TO】
EYE
1.Cをまぶたのキワが一番淡くなるように、アイホール全体に上→下方向に指でぼかす。
2.今回は軽さを出したいのでラインレス。ブラックのマスカラを上まつげにさらっと。
LIP
Aをベースに薄く輪郭通りにのせたら上からメルティな質感のBを直塗りしてツヤを足す。
「頑張ってないのにオシャレ。目元の立体感まで際立ちました」
河北メイクに読者が挑戦!
\話題の動画もCHECKして/
撮影/吉田崇(人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/河北裕介 スタイリング/杉本学子(WHITNEY) モデル/浜辺美波 取材・文/中川知春 構成/河津美咲
Edited by 河津 美咲
公開日:
この記事に登場したコスメ(3件)
この記事に登場したプロ