今、目指すべきは強い肌! VOCE世代のための「肌体力が上がるケア」を教えます—VOCE肌体力向上委員会
緊急結成 “肌体力”向上委員会がみんなのために考えました!
美容家
石井美保さん
すっきりと引き締まった、透き通る肌はすべてのVOCE読者の憧れ。独自の美容理論やメソッドも大人気。
ウォブクリニック中目黒 総院長医師
髙瀬聡子先生
的確かつ親身な治療で、多くの人の信頼を集める。美容医療のみならず、スキンケアのご意見番的存在でもある。
ビューティエディター
入江信子さん
取材を通じて身につけた最新の知識と、自らの体験をもとに、アンチエイジングアドバイスをするべく参上!
目標は、バリア、抗炎症力、抗酸化力が備わった肌
(画像左から)入江信子さん、髙瀬聡子先生、石井美保さん
石井:みなさんよく、「ここのシワが気になる」とか「毛穴が」とか言うけれど、そういう個々の悩みを解消したければ、肌の力を根本的に高めるのが早道なんです。
入江:強い肌になるということですね。
髙瀬:ところがここ2年ほど、長期間赤みが続くというようなトラブルを抱える人が増えていて。
入江:肌体力が落ちている。少しのストレスで揺らぐという話も耳にします。
髙瀬:揺らいでもすぐ戻ればいいんですが、なかなか元に戻らなかったり。強い肌とは、“揺らがない力”と同時に、“元に戻る力”がある肌。体に例えると、マラソンを走った後、何日も疲労が蓄積する体ではなく、すぐに回復する体みたいなものです。
入江:では、強い肌であるための条件は?
髙瀬:バリア機能、抗炎症力が備わっていること。今の女性は、バリアが低下して、慢性炎症が起こり、老化が早まっている傾向にありますから。それから抗酸化力。
石井:血流がいいことも不可欠です。
入江:そうした力をキープするには、化粧水、乳液などの基本的なお手入れが肝心。それをしないで、いきなり一発逆転ケアを使っても、効かないですからね。
石井:そうなんです。だからこの会は“地味ケア推奨委員会”(笑)。「つまらない」と言われがちですけど、大事です。また、アラサーは肌のピークを過ぎて、下降していく時期。それなのにみんな、20代の何をしても大丈夫だったときと同じ“雑な”ケアをして、自分で自分の肌を悪くしている。
髙瀬:肌をゴシゴシこすったり、角質ケアをやりすぎたり。
石井:まずは間違ったケアを捨てて、肌を立て直すことから始めてほしいです。
入江:それからエイジングケアの前提として、免疫、血流、美肌菌などに着目して、肌の土台を整えるケアも増えているから、活用してみてもいい。エイジングの曲がり角にいるアラサーこそ、トラブルを寄せつけないよう、肌体力向上、必須です!
撮影/当瀬真衣(TRIVAL/人物) 伊藤泰寛(静物) 金栄珠、浜村達也(読者) ヘアメイク/藤本希(cheek one) スタイリング/坂下シホ モデル/松原菜摘 イラスト/本田佳世 取材・文/入江信子 構成/佐野桐子
Edited by 佐野 桐子
公開日:
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