ビューティニュース

【医師監修】エラ張り顔を小さくする方法と食いしばり解消マッサージ

更新日:

「年々、顔の面積が広がっている気が」「顔がごつくなったような」……こんな風に“デカ顔化”を感じる大人女子が増えているそう。そこで、顔が大きく見えるようになってしまう原因を松倉クリニック&メディカルスパの松倉知之院長に聞きました。あわせて、その解決策も紹介します。

いまや、美の基準となっているのが顔の小ささ。小顔を目指し、あれこれケアをしている女性も多いのでは? でも、今、見ているあなたの顔は、本来の実力よりはるかに大きくなっている可能性があるのです。これを読むことで、大幅な『顔痩せ』のチャンスを手にできるはず!

ほとんどの女性が“デカ顔化”している!?

顔が大きく見えるようになってしまう大きな要因のひとつが“食いしばりグセ”によるエラの張り出しだという。
「食いしばることで口筋などエラまわりの筋肉が発達すると、エラが大きく見えるようになり、いわゆる“ホームベース型”といわれる顔型へと近づいていきます。患者さんを見ている限り、現代女性のほとんどの方に食いしばるクセがあると感じています」
では、なぜ食いしばってしまうのでしょうか。
「ストレスが大きく関係していると考えられます。現代人は、仕事や人間関係、睡眠不足、食生活の乱れ、将来への不安など、多くのストレスに囲まれて生きています。恐らくストレスがないなんていう人はいないでしょう。強いストレスを感じると、交感神経が働き、アドレナリンやコルチゾールのようなホルモンを分泌します。その結果、寝付きが悪くなる、眠りが浅くなるなど睡眠の質が下がり、寝ている間の“食いしばりグセ”につながります」。

朝、起きた時にアゴが疲れているのは食いしばっている証拠

寝ている時に食いしばっているかどうかは、自分ではわかりにくいもの。自分でチェックする方法はあるのでしょうか。
「寝ている間の食いしばりは、エラまわりにある筋肉の大きな負担となります。そのため、朝起きた時に、エラまわりに疲労感がある、エラの筋肉がコリ固まっていて口を大きく開けにくいようであれば、食いしばっているサインです」。

上下の歯が当たっている状態でいる人は要注意!

ストレスによる食いしばりグセは、睡眠中に限られたことではなく、日中も要注意だとか。「無意識の時、上の歯と下の歯はくっついていないのが普通の状態です。ふと気づくと上下の歯が密着しているというのは、アゴに力が入った状態であり、食いしばっている状態です」

エラ面積カットが叶うかをチェックする方法

エラに指を当て、グッと噛んでみてください。この時、ポコッとエラまわりの筋肉が張り出すようであれば、食いしばりによって筋肉が発達して大きくなっているということ。本来の骨格よりも顔が大きく見えていると考えられます」。
恐らく上記のチェック方法で、“デカ顔化”を感じてしまった人も多いことでしょう。けれど、逆にいえば、あなたの顔は、小さくすることができるということ。その方法をコチラ!

解決策1〈クリニック編〉
ボトックス注射

シワ治療として有名なボトックス注射ですが、実は、食いしばり対策としても有効。筋肉の動きをブロックする働きがあり、過剰に噛みしめる動作をやわらげることで、発達したエラの筋肉のボリュームをダウン。

Image title

★効果が現れるまでの目安は、3日目以降
★筋肉の動きをブロックする効果は、個人差はあるものの3ヵ月ほど。
人によって、2~3回繰り返すと食いしばるクセがなくなることもある
★麻酔クリームを使うため、痛みが軽減される
★注入直後からメイクが可能

松倉クリニック&メディカルスパ

松倉クリニック&メディカルスパ『ボトックス注射』 エラ ¥50000/1回
東京都渋谷区神宮前4-11-6表参道千代田ビル9F
問い合わせ:03・5414・3600

解決策2〈ホームケア編〉
エラの筋肉をほぐして、食いしばりグセを軽減する『顔筋整骨』

アンチエイジングデザイナーの村木宏衣さんが提案するオリジナルメソッド『顔筋整骨』は整形級に顔が変わると評判。その中から、食いしばりによるエラの張り出しに効果的なテクニックを紹介。
食いしばることでエラの筋肉がコリ固まっていると、さらに、食いしばりが強くなるという負のループ状態に。筋肉をしっかり解してゆるめることは、食いしばるクセを改善するだけでなく、老廃物の流れをスムーズにすることができ、即時的に顔を小さく見せる効果も満点。すぐに顔をキュッと引き締めたいという時のSOSケアとしてももってこい!

Image title

写真のようにエラ部分に手を当て、奥歯をグッと噛みます。この時にポコッと盛り上がる筋肉の存在(食いしばりグセによって発達した筋肉)を確認する。

Image title

拳を握った両方の手の第一関節と第二関節の間にある平らな部分を外側に回し、骨と筋肉をグリグリと揉みほぐす。高さを3ヵ所変えて各5回ずつ円を描く。この時、口は脱力状態でポカーンと開けておくことが大切。

食いしばりの根本的な原因であるストレスの改善に取り組むことも大切だけれど、それは努力ではどうにもならないことも。だからこそ、確実に顔痩せを実現する効果的な方法が役に立つ! こっそり取り入れれば、顔の印象が変わったことが評判になり、「キレイになった」と注目されることは間違いなし。ぜひお試しを。

お話を伺ったのは……
松倉クリニック&メディカルスパ 院長 松倉 知之先生

Image title

VOCEでもおなじみのドクターであり、多くの美容関係者が駆け込む人気クリニックの院長。ボトックス、ブルーピール、レチノイン酸などを日本に導入したことでも知られる。「結果の出る」最良の治療法を提示することを信条とし、研究に余念がない。

Edited by 金子 優子

公開日:

こちらの記事もおすすめ