ジョギングでの脂肪燃焼効率をアップさせるために
中野先生(以下、敬称略)「よく走り切りましたね。今、調子はどうですか? 疲れましたか?」
りんたろー。さん(以下、敬称略)「サッカー部で毎日追い込んでいた頃の自分を思い出しちゃいました。でも、その時とは感覚が全然違います。太っちゃったからですよね(笑)。体が重い……」
中野「現役当時と体の感覚が違うのは当然です。でもトレーニングを続ければ、その頃に近づけていけますよ」
りんたろー。「楽しみです!」
中野「お忙しいとは思いますが、週に4日、時間があるときに走るようにできれば体がどんどん変わってきます。ジョギング前に成長ホルモンが出やすくなる筋トレを行なってください。家でも簡単にできる筋トレです」
りんたろー。「はい、がんばります!」
中野「家に段差はありますか? 玄関の段差や階段一段分など高さ15㎝くらいあるといいですね。段差があると成長ホルモンを出すトレーニングを効果的に行うことができます」
りんたろー。「あります」
中野「では練習してみましょう。今日、使う重りは4㎏ですが、りんたろー。さんなら8㎏くらいのウエイトがベターかもしれません」
りんたろー。「8㎏!! それは、重そう! でも、シックスパックのためならそれくらい頑張れます」
編集部「これまで運動をしてこなかった女性の場合は、どれくらいの重さに設定すれば良いですか?」
中野「2~3㎏くらいがいいですね。まずは、ウエイトを買わなくても、2Lのペットボトルを持ちながら行ってもよいですよ」
中野「では、やってみましょう。右足を台の端にのせて片脚で立ち、左手にダンベルを持って、右手はイスの背や壁などに置いて体を安定させます。体を前傾させて、バランスをとりながら1,2,3,4とできるだけゆっくり右ひざを曲げて、太ももまわりとお尻の大きな筋肉を刺激していきましょう」
中野「ゆっくりと元の位置に戻します。ゆっくり行うことで成長ホルモンの分泌量がアップします。反動を使わず、できるだけゆっくり!」
りんたろー。「地味な動きだけど、結構き、きつい」
中野「10回やったら少しインターバルを置いて、反対脚も行います。これを5セット行ってください。この筋トレを行ってから走れば、ただ走るよりも確実に脂肪が燃焼しやすくなるので、筋トレをしてからジョギングするようにしてください」
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お尻の奥の筋肉をストレッチ