コロナ禍をきっかけに大きな変化を経験したこの１年、美容の力を再確認した人も多いのでは？ そんな生活を通して得た新たな気づきについて、佐藤晴美さんにお話を伺いました。
モデル・女優
佐藤晴美さん
E-girlsのリーダーとして活躍した後、2021年からはモデル、アーティストとして活動中。今年３月には初のスタイルブック『sweet特別編集 H』（宝島社）をリリース。リアルな私生活や美容ネタ、セルフィーが話題に。
美容も服も仕事も、“欲張りすぎ”をやめました
コロナ禍の前の私は、何もかもを欲張ることが幸せへの近道だと思っていました。
昨年の春はE-girlsの卒業に向けて、ファンの方々に「ありがとう」を伝えるためのツアーが走り出したタイミング。それが途中から中止になってしまったりと、生まれて初めての“八方塞がり”を経験し、焦りました。
でもその経験があったからこそ、ひとつひとつを吟味する冷静さを持ちつつ、「なるようになる」と肩の力を抜いて、仕事と向き合えるようになりました。
なんでも着たい、全部欲しい！ とばかり思っていた服も、今では長く愛せるものを厳選しています。
美容面でもコスメを値段や流行で選ばず、自分の肌の求めているものをちゃんと考え、ときにはケアを引き算したり。その方が断然心地よく、肌の調子もかなりいい。
欲張ることをやめたとき、逆に、人生そのものが豊かになりました。
撮影／花村克彦 ヘアメイク／イワタユイナ スタイリング／川崎加織 取材・文／中川知春
Edited by 並原 綾
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