連載 VOCE特別インタビュー

【きつね大津広次】ボトックスから始まった、お笑い界随一の美容遍歴

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【きつね大津広次】ボトックスから女性ホルモンまで。こだわりの美容遍歴を公開

レトロな昭和歌謡とアゲなEDMを漫才に組み込んだハイブリッドなスタイル──独自のシュールな世界観で人気を博す、お笑いコンビ「きつね」の大津広次(ひろつぐ)さん。「エラにボトックスを打っている」という告白から、今、彼のオリジナリティあふれる美容ヲタっぷりが話題に。そこで、大津さんにビューティに関してのこだわりをインタビュー。第1回目は、10代からの美容遍歴に迫ります!

自動車免許をとった19歳から始まった

大津さんがさまざまな美容ゴトをやってらっしゃるのをTVで拝見しました。そもそも、なぜ美容に興味を持ったのでしょうか?

「19歳の時、教習所に通っていて、バックミラーに映った自分のエラを見てハッとして。その瞬間からバックすらできなくなってしまうくらいに気になりだしてしまったんですよ。そこからいろいろ調べてみて、発達したエラの筋肉にボトックス注射を打つことでエラが目立たなくなるということを知って。実際どうなるのかをフォトショップで自分の写真を加工し、エラを削ってみて。不自然にならないかどうかをきちんとシュミレーションしてから打ちに行きました。そしたら、ほぼ考えた通りの効果が出て」

その後も継続しているのですか?

「はい。その後は3ヶ月おきにボトックスを打って、エラが発達しないようにしてます。これに関しては、“やってよかった!” という実感しかないですね。とはいえ、こういう美容ゴトって突き詰めすぎるとある一線から不自然になってきてしまう気がしていて。僕の場合は、“ナチュラル”でなくなるのはちょっと違うかな、と。突き詰めていくと、画一化されている方向へいく気もしちゃっていて。自分の個性がしっかり残っていることがベストと考えているので、常にそれを意識しているようなところはあります」

きつね大津広次さん
「美容に関するインタビュー、めちゃくちゃ嬉しいです!」と大津さん。


やり過ぎず、“整える”という意識で美容に向き合っているのですね?

「僕は芸人なので、やっぱり個性が際立ってこそかなって。気になる部分をスキンケアやボトックスでチューニングするくらいがちょうどいいかなって思っているんです。『あ、そろそろエラが出てきたからメンテナンスに行かないと!』という感じで。あ、次は、明後日にボトックスの予約入ってます」

美容医療にお世話になる時は、担当医の先生の顔のメンテナンスぶりが自分の美意識に合っているかどうかを確認するとよい、とよく言われています。プチ整形と言われる造作に関わる施術をする場合、それがクリニックを選ぶひとつの目安になるかもしれません。

「なるほど。それは美容院もそうですよね。ヘアサロンで超個性的なヘアスタイルの人に髪を切ってもらう時ってめっちゃ不安になりますもん。実際、“アンティーク家具の取手(とって)”みたいな前髪の人に切ってもらった時は、“アンティーク家具の取手”みたいな前髪になってしまいました(笑)。そう考えると、美容情報の共有も自分と美意識が似た人とした方がいいのかもしれませんね」

最近はどなたと情報共有されることが多いんですか?

「最近は(ぺこぱ)シュウペイさんと情報交換する頻度が一番多いですね。『おすすめの化粧水あります?』とLINEすると、すぐに情報をくれます。VOCEって、(EXIT)りんたろー。さん、連載しているんですよね? りんたろー。さんからも情報いただいてます」

肌の守護神は海外から個人輸入

日常のスキンケアに対する考え方はいかがですか?

「ボトックスの成功体験を経て、その後、スキンケアもいろいろ試してきました。僕の場合、『なぜ肌荒れが発生するのか』というメカニズムを独学で調べまくりました。たとえば、体と顔ではニキビの常在菌が異なることとか、菌に応じた抗生物質で治さないと同じ場所に何度もニキビができてしまうこととか……そこから試して納得のいく情報を集めて厳選しながら、自分なりの結論を導き出して今にいたる感じです」

すごい探究心ですね。とにもかくにも根本改善を目指したい、と。

「はい。数年前からは(感染症の治療に処方される)『アカミン』を服用していて、かなりニキビが改善されました。僕の場合は、いろいろ試した結果、今は海外から個人輸入し、常備しています。あと、皮膚科で処方されるメジャーなニキビ治療薬『ベピオゲル』というものがあるのですが、今使っている『ベンザックジェル』は、『ベピオゲル』の有効成分が2倍入っていると言われていて。これを使い始めてから、ニキビはかなり改善しました。もうこの2品は僕の肌の守護神。常備してないと不安になっちゃう」

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左がニキビの改善に一役買うという『ベンザックゲル5%』、右は『アカミン50』(ともに海外から個人輸入 ※個人差があるため、医師の処方を推奨します)。

今、お肌がとってもいい状態に見えますが、もしかしてニキビに悩まされていたのですか?

「僕、放っておくとめちゃくちゃニキビができやすい肌質なんです。ニキビだけでなく、そもそも肌荒れしやすい。そこを、内服薬(アカミン)と肌のターンオーバーを促すスキンケアで改善していきました。やはり外用液だけではその時の炎症を抑える効果しかないので、また繰り返しちゃうので。アクネ菌に効く成分は何なのか、自分で少しずつ情報を集めていきました。『アカミン』の有効成分は抗生物質として働くので、腸内の善玉菌が減ってしまいます。だから、その後、納豆をたくさん食べたりして、自分の気持ちの中で帳尻が合うように心がけています。保湿(スキンケア)に関しても、自分の肌が本来もっているバリア機能が弱まらないように、という塩梅を心がけていて。自然治癒力ももちろん大切なので」

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