美肌のプロが教えるマスクの選び方&肌荒れ対策
教えてくれたのは…
ビューティーエディター
松本千登世さん
トータルビューティアドバイザー
水井真理子さん
<POINT1>
話すときにズレにくいものを選ぶこと
よく耳にするのが『話すとマスクがズレる』という声。マスクがズレることで肌に摩擦が生じて、乾燥やバリア機能の低下を招き、肌荒れの原因にもつながることも。
水井さん
肌に触れる部分が少ない立体型のマスクは、口を動かしやすくズレにくいので、摩擦による刺激を軽減できます。顔型にフィットする、肌あたりのやさしい布マスクがおすすめ。
松本さん
私自身、“マスク荒れ”をあまり感じていないのですが、アドバイスをするならば、改めていうことでもないのですが、ワイヤー入りマスクを選び、できるだけ顔にフィットさせることでしょうか。鼻の形に合わせてフォームを立体的に整えることでズレにくく、肌へ触れる面積も少なくなるので、そのぶん摩擦も軽減できます。
おすすめはこれ!
通気性に優れたポリウレタン製フォームと独自の立体構造により、運動時でも呼吸しやすく、快適なつけ心地を実現。調整可能なノーズブリッジが、顔の形に隙間なくフィット。抗菌加工が施されているので、汗による細菌の増殖を抑えます。
水井さん
『ジョギングしている人がつけているマスクなら、ズレないのでは』と、スポーツメーカーのマスクを探しているときに見つけたのがアンダーアーマーのマスク。鼻からあごにかけての立体型ラインがフィットして、話をしていてもズレません。また、洗ってもすぐ乾くので、生乾きによる雑菌繁殖も防ぎやすいです。
<POINT2>
肌が荒れやすいならガーゼやシルクを内側にイン!
水井さん
マスクの中は、呼気が充満して“蒸し風呂”のような状態! 長時間装着していると、肌がふやけてバリア機能がどんどん低下します。また、マスクを外したときに肌が乾燥するのは、湿気が一気に蒸発するから。なので、湿気を取るために、ハサミでカットした綿のガーゼを布マスクの下にはさんでいます。
松本さん
日頃からマスクの摩擦に負けない丈夫な肌をつくることが大事ですが、肌あたりのいい薄いガーゼをマスクの下にはさむだけでも、肌への負担は違ってくると思います。ガーゼやシルクのマスクと、不織布の2枚使いならより安心。
たとえばこれ!
不織布マスクに装着できるシルクインナーマスク
“マスク荒れ”を予防するために開発されたシルク100%のインナーマスク。夏の着物に使われる「絽(ろ)」と呼ばれるシルクを採用。通気性に優れているため呼吸がしやすいうえ、速乾性も高くマスク内に余計な湿気がこもりません。ベタつかずさらりとしたつけ心地を保ちます。洗って繰り返し使えます(約8カ月間)。
<POINT3>
日中の肌荒れ対策にバームを常備!
水井さん
肌の乾燥を感じるときは、皮膚に薄〜い膜をはるようにイハダの薬用バームをごく少量伸ばします。ワセリンが水分の蒸発を抑えるため、マスクを外したときも乾燥しづらいんです。塗る量が多いとベタつくので、トントンと指で少しずつ足すようになじませるのがポイント。
おすすめはこれ!
高精製ワセリンと抗肌荒れ有効成分が、乾燥などの外部刺激から肌を守る保護バーム。肌にのせるととろけるような伸びの良いテクスチャーで、ぴたっと密着。ワセリン特有のベタつきを解消したライトなつけ心地。
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人気スタイリストに聞く「マスクの洗い方」
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