一重・奥二重のお悩み解決!

【一重メイク】アイシャドウを塗ると目が小さくなる!

公開日:

一重さんの目もと悩みにお応えすべく、ヘアメイクの向井さんが簡単に真似できて可愛くなれちゃうテクニックをレクチャーします。今回は「目が小さく見える」悩みをテラコッタワントーンメイクで解決! 真似しやすいハウツー動画もぜひチェックしてみて。

教えてくれたのは……
向井志臣さん

資生堂×THREE PEACE ヘアメイクアップアーティスト

向井志臣さん

テクニックを駆使しながらも素材を最大級に生かした力みのないアイメイクに定評あり。「マキアージュ」の製品開発や宣伝広告も担当する。『BeauTV VoCE』(テレビ朝日)にレギュラー出演中。

「二重モデルさんのメイクは参考になりにくい」、「アイシャドウがキレイに見せられない」、「アイラインが見えない」……。編集部にたくさん寄せられる一重のメイクの悩みに応えたい! そんな想いからこの企画は立ち上がりました。人気ヘアメイク向井志臣さんがレクチャーする一重の悩みを一掃するようなメイクテクは、感動レベル。今回は、トレンド感満点のカラーメイクに挑戦。ぜひチェックして!

【悩める一重さん】そらさん

お悩み

「眼球が奥まって見える一重なので、目が重く見えがち。ブラウンメイクをすると目もとが暗くなり、地味な印象になります。明るく見せようとラメやパールのシャドウを使ってみても古臭い印象になるだけで……。トレンドのカラーメイクも似合わないのではと敬遠しがちですが、向井さんの力をお借りして挑戦したい! 目もとを大きくスッキリと華やかな印象を手に入れたいです」(そらさん)

一重さんお悩み

  • 目が重く見える
  • ブラウンシャドウを使うと地味な印象に
  • 明るめの色を使うと古臭い印象に

一重さんお悩み解決テク
肌なじみ抜群のテラコッタカラーのワイド塗りで華やか&デカ目をゲット!

<一重メイクの極意! アイシャドウ編>

☆“アイシャドウ=グラデ”という意識を取り去る
一重はまぶた全面が見えているため、グラデにするとムラづきしているように見えがち。単色を均一にキレイに見せるような塗り方が正解。

☆ブラウンに代わる一重の大定番カラーは、オレンジ
アイシャドウの大定番といわれるブラウンは、実は一重にとって重く&きつく見えがちカラー。誰にでもマッチする一重さんの鉄板カラーは、テラコッタやコッパーなどの肌なじみのいいオレンジ系。上まぶたに陰影感をもたらしながらも、華やかさをプラスすることができる。そらさんには、今年のトレンドに合わせて、くすみ系のテラコッタをチョイス!

☆目頭&目尻幅を超える“ワイド塗り”で目幅拡張&横顔美人に
アイシャドウを塗るエリアを目の幅で止めてしまうのは“小粒目”に見せてしまう落とし穴。目頭側は5mm、目尻は1.5~2cmほど外側に幅を広げて塗ることで目のフレームを拡大して見せる効果が! 下まぶたにアイシャドウを入れる場合も同様に塗る横幅を広げ、目尻の延長線上で上下が自然に交わるようにすればOK。このひと手間で、正面の印象はもちろん、横や斜めから見たときの目もとの陰影感に差が出て、美人度がアップ。

使用アイテムは……

HOW TO MAKE UP

①チップの大きい方に左下のテラコッタカラーを取り、手の甲に軽くなじませて余分な粉を落とす。目頭から5mmほど鼻筋寄りのところから、目尻を1.5~2cmくらいオーバーした位置を目安に、チップを左右にワイプさせながら、上まぶたの目のキワからアイホール(眼球のくぼみ部分)よりやや広めに塗る。シャドウのアウトラインと肌の境目が目立つと不自然に見えるので、気になる場合はチップでなじませる。好みの発色になるまで同様に繰り返す。

②同じ色をチップに取り、下まぶたの目頭から、5mmほど鼻筋寄りのところから目尻を1.5~2cmくらいオーバーしたところまでチップを左右にワイプさせながら、7~8mmの幅でしっかり発色させる。最後に、アウトラインを軽くぼかして肌となじませる。このとき、ぼかしすぎると、クマやくすみのように見えるので注意。

<一重メイクの極意! アイライン編>

☆わざとらしさゼロの“隠しライン”テク
一重の場合は、アイラインが目立ちやすいため、黒のリキッドラインのようにパキッとしたカラーは、少しぶれるだけでも失敗して見えてしまうことも。その点、まつげの間を埋める“隠しライン”なら、自然でありながら、引き締め効果によって目を印象的に見せることが可能。まつげの上に太いラインを描くと違和感が出やすいので、自然さを求めるならまつげの隙間を埋めるラインがおすすめ。

☆一筆書き厳禁! 点を打ちつなぐのが正解
ラインという名前のイメージの影響なのか、アイラインを描くときに一筆書きで1本の線を仕上げようとしがちだけど、それが失敗しやすくなる原因。アイラインは、短い線や点をつなげるように仕上げるのが正解。

☆黒リキッドラインの引き締め力を超えるものはなし!
目のフレームを大きく印象的に見せるなら、黒のリキッドに勝るものはなし。とくに、今回のようなふんわりとした印象のアイシャドウには、目をキリッと見せる黒がうってつけ。粘膜部分のラインは落ちやすいのでウォータープルーフタイプが◎。

使用アイテムは……

HOW TO MAKE UP

①あごをグッと上げて鏡を見て、まつげの生え際を確認しながら、毛1本1本の隙間を埋めるようにチョンチョンと極細く短い線を描き、それをつなげるようにしてラインを完成する。

②目頭は、顔を斜めにして鏡を見て、粘膜の位置を確認しながら、そこを筆先でサッとなぞるように細くラインを描く。

③目尻は、上まぶたのカーブにそって5mmほど延長すると目が優しい印象に。

④下まぶたは、ペンの先端を使い、目尻側から下まぶたのまつげの隙間を埋めるようにチョンチョンと細く短い線を描き、それをつなげてラインを完成させる。目頭から5mm程度は塗らないのが、抜け感を出し、昔っぽい囲み目メイクを避ける秘訣。

<一重メイクの極意! マスカラ編>

☆アイラッシュカーラーのW使いで終日カールを死守
目力の要となるまつげのカールをキープするためには、マスカラの前のアイラッシュカーラーと、マスカラ後のホットアイラッシュカーラーのW使いがポイントに。アイラッシュカーラーで美しいカールをつくり出すためには、まつげの根元、中間、毛先という3段階に圧をあたえることが大切であり、グリップを握る力加減は、まつげの根元10、中間5、毛先3というバランスを意識する。まつげのカールをフィックスするためにマスカラを塗った後、仕上げにホットアイラッシュカーラーを当てると効果絶大。

HOW TO MAKE UP

①まずは、アイラッシュカーラーでまつげをカールする。上まぶたのマスカラは、まつげの根元にブラシを1秒当ててから毛先まで塗る。

②下まぶたのまつげは、生え際を除き、毛の長さを延ばすようなイメージで塗っていく。

③仕上げに、ホットアイラッシュカーラーを。まつげの中間部に10秒くらい当てたら、毛先はまぶた側に軽く押し込むようにして、まつげの中間から毛先のカールを固定する。

完成!

そらさんのコメント
「テラコッタ1色しか使わないと聞いたときには、『本当にそれで目が大きくなるの!?』と半信半疑でしたが、目の印象がこんなに変わるものかとビックリしました。涙袋にもしっかりテラコッタを入れたのにすごく自然で、違和感なく目を囲む全方位に陰影がプラスされて、目力が変わっていく様子が楽しかったです。アイラインを“隠す”という発想も新鮮。これまではうまくいかないから目尻だけでいいやって思っていたけれど、全部囲んだことで目の存在感がすごいことに♪ くすみ系の暖色カラーであれば、テラコッタと同じような効果を発揮すると向井さんが教えてくださったので、くすみピンクなどにも挑戦したいです」

メイクのプロセスは動画でもCHECKできます!

撮影/水野昭子 ヘアメイク/向井志臣(Three PEACE) 取材・文/金子優子 動画編集/豊竹桃子

Edited by 渡辺 瑛美子

公開日:

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