2021年、六白中宮の年に大切なことは前の記事でもお伝えした通りですが、上半期は自分自身をみつめ、知り、深めていくことが大切な時期でした。下半期は、そんな自分をどう社会に還元できるのか、がテーマになっていきます。
自分はどうしたいか、をみつめる
まずは、上半期の半年間に自分がやってきたことは何かを考え、こうなりたいという目標を明確にしてみてください。それは大それた目標でなくても大丈夫。どんな些細なことでもいいんですよ。例えば、恋愛だったら、どういう恋愛をしたいのか、どんな相手と付き合いたいのか、どんな自分でいたいのか。仕事だったら、どんな仕事にやりがいを感じるのか、自分はどんなスキルを持っているのか。目標は大きくても小さくてもいいので、「こんな望みが叶ったらいいな」を思い描いてみましょう。
次に人のためになっているか、を考える
目標は必要なのですが、自分本位な夢や目標はダメ。相手のこと、自分の社会的立ち位置をきちんと意識してみましょう。2021年下半期は、人に対してボランティア的なマインドを持つこと、社会的な自分を意識することが開運の鍵となります。つまり仕事なら、「こんな仕事をしたい、このスキルを役立てたい」という思いを明確にした上で、「その仕事は社会的にどう役立つか?」を考えてみるということ。自分が目立ちたい、お金持ちになりたい、というような自分本位な思いだけでは、運気は上向かないと思ってください。恋愛なら、「どんな相手とどんな関係を築きたいのか」を具体化、そして「その恋愛は相手も幸せにできるか?」を必ず確認していく、といった具合です。
人のために何かをする、ということを考えるのは難しいように思えますが、「こうしたらやりやすいんじゃないかな?」、「あの人にこれをプレゼントしたら喜ぶかな?」……仕事でも恋愛でも、ほんのちょっとの気遣いでいいですよ。
今年のうちに自分のステージを上げなければならない
特に下半期でやらなければならないことは、自分のステージを上げていくことです。来年、五黄土星の年はリセットの年になりますので、その前に自分のステージを上げておく必要があるのです。今年たどりついたステージからリスタートしていくということですね。だから、今年何も成し遂げないと、そのまま何も持たない状態で次の年を過ごしてしまうことになりますよ! でも大丈夫。「何かを成し遂げる」というのは、何か大きな成果を出さなくてはならないということではありません。風水的には、「こうありたい」、「こうなりたい」というマインドを持つだけでも、「何かを成し遂げた」とみなされます。自分の希望を強く持つことが大切です。
自分が何を成し遂げたらいいのか、分からない、みつからない……ふわっと人生に迷っている、という方もいらっしゃるかもしれません。でもその「ふわっと」は自分でしか解決することはできません。例えばメイクだって、目的がないと仕上がりませんよね。自分で「デカ目にしよう」、「ピンクでかわいらしくしよう」などと、具体的に描いていかなくてはならない。人生も同じです。目標やゴールは、ちゃんと意識すれば見つかるはず、そしてそれを達成すると自分の土壌になる。今年達成したことは、来年以降、一番表面に出てくる地層となり、その地層をベースに次の9年の運気が決まっていくのです。
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開運ファッションとメイクは?
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