「30歳顔」を形状記憶させる
矛盾するようだけれど、女性のもっとも綺麗な年齢は30歳という説があるらしい。30歳顔には、若さのハリと大人の陰影が共存した「美人バランス」があるのだろう。ならば、30歳顔を形状記憶する美容を今すぐ始めよう、ずっと続けよう。あとは、毎日好きな肌を積み重ねればいい。美しさはこれから、そう信じられる30代が内側から輝きを放つ。
A. 肌プロポーションを整えて維持
筋肉や骨格、血流を意識し、顔の芯に働きかける独自メソッドとの合わせ技で、肌の緩みをリフト修整。
マスキュレイト マッサージ&マスク クリーム 200g ¥10000/SUQQU
B. つまみ、流す、口・目元用ローラー
2つのボールが指先でソフトにつまみ、排出するプロのワザを再現する。ハンドルの先端にプッシュポイントも設置。引き締め力◎。
リファ エスカラットレイ ¥19500/MTG
「若い肌」から「好きな肌」へベクトルをシフトさせる
「あのころの肌より、今の肌のほうが好き」美しい大人は、決まってこう口にする。「若い=美しい」は、単なる思い込み。美しいとは、美しいと感じること、すなわち好きと感じること……。昨日より若い肌は永遠にありえないけれど、今日より好きな肌には毎日出合える。ベクトルをシフトさせ、「好き」を基準に化粧品選びをすると、美容は俄然、楽しくなる。
A. オイルと水分が融合するリッチな化粧水
肌をたっぷりの水分で満たし、オイルで包み込む。直後から感じるプリッとした弾力感を長時間キープ。
プロディジー リバーシス ローション 200ml ¥14000/ヘレナ ルビンスタイン
B. 潤いのベールが健やかな肌を育む
凝縮された18種類の植物エッセンシャルオイルとセラムの2層リキッドタイプ。スッとなじみ、角質層が潤いに満ち溢れる。
オーラミラビリス エクストラクト 35ml ¥8500/ロジェ・ガレ
肌、髪、ボディ、表情までも艶をシンクロさせる
髪の艶は肌に、肩先や鎖骨の艶は肌に、艶やかな表情は肌に「乗り移る」。繰り返すけれど、私たちは肌だけを見つめているわけじゃなく、印象の艶をざっくりと捉えて、肌の艶と「勘違い」しているもの。だから、全身に艶をちりばめよう。毛先にも爪先にも、言葉にも行動にも。数えきれない艶がシンクロしたとき、存在ごと「艶やかな人」ができあがる。
A. 可憐な香りとツヤで女らしさを添加
エーデルワイスなど、上質な潤い成分が肌に上品な光沢感をもたらし、ふわっと香る。
クリスタルブルーム パフュームド ボディローション 200ml ¥4000/ジルスチュアート ビューティ
B. アロマの仕掛けでぷっくりリップに
アロマテラピーの考えをもとにしたオイル。唇からリラックスモードへと誘う。濃密な潤い力と目を引くほどのツヤ感が魅力。
ウカリップ&ネイルバーム メロウトーク 15ml ¥3500/uka
C. ラグジュアリーな輝きと潤いをプラス
ヤシやアーモンドのオイルが潤いをあたえ、輝く髪に。気分を落ち着かせるハーブで心も穏やかに。
ヘア オイル ミスト(アロエ ヴェラ ウォーターグラス)100ml ¥3700/スパセイロン
美容エディター 松本千登世さん
数々の女性誌やエッセイで執筆。近著『結局、丁寧な暮らしが美人をつくる』(講談社)は、美しい大人を心がける女性のバイブル的存在。
撮影/吉田健一 取材・文/金子優子 構成/藤平奈那子
Edited by 藤平 奈那子
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