ネオンリップでカジュアルに「パール」を纏う
パールの品格と対等な大人なればこその愉しみ
パールの持つまろやかな発光感、クリーンで知的、清潔でノーブルな雰囲気がとても好きです。気負ってつけるとその品格に負けてしまうアイテムなので、年齢を重ねるたびに、つける楽しみが増しています。ドレスアップの際に纏うのも素敵ですが、Tシャツやスウェット、デニムなど、カジュアルなアイテムと組み合わせ、品と余裕を楽しむのも好きです。ときには大胆に重ねづけしたりして、パールの上品なイメージをいい意味で裏切るのが私流。
今回のメイクには、ハッとするほど鮮やかなネオンピンクのリップグロスを主役にして、遊び心を加えてみました。私らしいインパクトは欲しいけど、パールの透明感はキープしたいので、今回遊ぶのは唇のみ。あまり色を多用したり、メイクのポイントが多すぎると、それらが“雑音”になってしまいます。だからアイカラーは塗らずに、まつげをさらりと際立たせ、唇以外はシンプルに! こんなふうに、差し引きしながら遊びを楽しみます。そのものが完璧な美しさをもつパールだからこそできるこの遊び。これからもひとさじのインパクトと組み合わせながら、自分らしいパールのつけ方を増やしていきたいです。
Lip
夏の光に負けない 存在感を唇に!
「このネオンな発色にキュンときました。透け感ある発色ですがしっかり色も感じます。ツヤの膜で唇をラッピングするようにたっぷりと輪郭通りに塗ってます」
Eye
目を伏せた姿も美しいつややかで長いまつげに
「上下のまつげに一度塗り。漆黒のマスカラでほどよくまつげを際立たせて」
Eyebrow
ピンクの気配を眉に密やかに仕込んで
「アイシャドウを引き算するぶん、眉にちらりと赤みをさせる眉マスカラで毛流れを整え、ニュアンスを加えます」
Nail
まろやかな発色でさりげなくリンク
「指先はパールにベージュを混ぜたような色で」
「パールに品や清潔感があるからこそ、思う存分遊び心を発揮できます」
撮影/川崎一貴(MASTASH) ヘア/津村佳奈(un-ami) スタイリング/石関靖子 取材・文/中川知春
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