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美容は“やってよくない”ことがない!
――今回川谷さんを取材させていただいたきっかけは、前編でもお伝えしたようにご自身の美容に関するツイートなのですが、なぜあのタイミングで呟いたんですか?
川谷絵音さん(以下、川谷)
ちょうどテレビで「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系列)が放送されていて、自分で見ていたんです。ふと全然顔が違うなと思って。それで、以前の写真を遡っていたら、前の写真が見つかって。これは……!って、なんとなく呟いたんです。
――かなりのリアクションがありましたよね!
川谷
そうですね。普段とは全然違う界隈の、美容系のアカウントの人も反応してくれてましたもんね。そのときに、過去にめちゃくちゃ容姿のことを言われたことを思い出したんです。容姿のことをとやかく言うのは、よくないムーブメントだなとも思うんですけど、僕はそれがきっかけで変われたんですよね、結局。むくまなくなることを知ったし、見た目が変われることを感じた。
まわりの人一人にでも容姿について言われると悲しいじゃないですか。でも、こんな僕でも少し変われたので、それを見て、じゃあスキンケアやってみようって思う人もいるんじゃないかなって。
――共感のリアクションもありましたもんね!
川谷
ありました。僕のツイートをスクショした人が、バズってましたよね。今までは美容や容姿について、あんまり発信したことがなかったので、反応も大きかったです。ラジオとかでたまに美容について話していたくらいだったので、ファンの人たちの中でも、本当にコアなファンの方が知っているくらいだったんじゃないかな。恥ずかしくてあんまり発信していなかったっていうか、僕の職業はそこじゃないしとも思って。同業で言ってる方もあんまり見たことないんで。
――でも、今やっぱり男性でも美容意識が高い人って、増えている印象があります!
川谷
5〜6年前は、メンズの雑誌でヒゲの整え方とか、脱毛とかスキンケアが特集されていても、どうでもいいって思っていたんです。だけど、今はそれが普通になってますもんね。美容に関するページ数もめちゃくちゃ増えてるし。僕自身が実感してるから言えるんですけど、美容って“やってよくない”ことがないんですよ。マイナスなことが何もないので。
――その言葉、めちゃくちゃ説得力あります!
川谷
3月末に大阪で久しぶりにフェスがあって、同い年のバンドの友達に会ったんです。彼が本当にむくみすぎてて。最初、全然知らない人かと思ったくらいで。「むくみすぎてるよ!」って言ったら、エステ紹介してって言われました。
――そんなことがあったんですね!
川谷
バンドマンって、もともとは全然気にしない人が多いと思うんですよ。だけど、今までなら気にしなかったような人が、エステを紹介してくれって言ってきたんで、かなり美容意識が変わったなって思います。前回の記事で話していたオルタナのパッケージも、ユニセックスっぽく作られていたりとか、メンズでも持ちやすいコスメが増えているのを感じます。だからオルタナをツアーに持っていくコスメにしているっていうのもあるんですけど。パッケージ的に男性も使いやすいので、入門編にはいいですよね。
美容はやればやるだけ結果が出るから、楽しい
――ここまで美容通の川谷さんが、今気になっているコスメとか、今後使ってみたいアイテムとかってありますか?
川谷
ドゥ・ラ・メールのセラムを買おうかずっと悩んでるんです。今ハンドクリームは使ってるんですけど、それがすごくよくて、他のも試してみたいなって。あと、日焼け止めは調べたいですね。
――今はどんな日焼け止め使っているんですか?
川谷
今はコンビニで買えるような、めっちゃ普通の日焼け止めを使っています。普段はあんまり外に出ないんです、仕事的にも。去年は夏フェスも中止されたんで、日差しを浴びることが特に少なかったんですよね。一昨年から塗り始めるようになったんですけど、それまでは日焼け止めを塗ったことがほぼほぼ一回もなくて……。まずは気になる日焼け止めを全部塗っていくところからスタートしていたので。今年は夏フェスまでには、調べると思います。
――川谷絵音美容の日焼け止め編、ぜひまた取材させてください。ちなみに、愛用中のコスメはネットで買うことが多いんですか?
川谷
ポーラのコスメはカウンターで購入しています。絶対に買わないだろうって不思議そうな目で見られますけどね(笑)。
――いや、正直私たちもここまでの美容通とは思ってなかったです!
川谷
今は機材を買うよりも、美容にお金を使っていますね。前まではギターめっちゃ買ってたんですけど、最近は一本も買ってないですからね(笑)。
――現在に辿り着くまでには、色々な過程があったことも知ることができて良かったです。
川谷
今のスキンケアに至るまでに、試してみて合わなかったものとか、痛くなって使わなくなったものもあります。でも、美容って誰でもできるんですよ。楽器とかって、努力は裏切らないとは言いつつも、才能の世界だったりするじゃないですか。それに比べると美容は、やればやるだけ結果が出るから、すごく楽しかったっていうのはありますね。
――確かに、美容は裏切らないですよね。
川谷
ちゃんとスキンケアをすれば、こんなに見え方が変わるんだなって。よく昔の写真を出された芸能人が、整形したって言われることもあるじゃないですか。でもスキンケアだけで顔はだいぶ変わるんですよね。僕も、今のほうが若く見られたりしますし。
――本当にここまで色々語っていただいただけでも説得力がすごいですが、実際にお肌もすごく透明感があってキレイですよね。
川谷
お恥ずかしいです。ありがとうございます。
あと、最近ヨガに通い始めたんです。パワー系のヨガではなくて、リンパを流す系の。全身のリンパを流すと、むくみがとれて、めちゃくちゃスッキリするんですよ。昔は全然興味なかったんですけど、たった2年で個人的にはかなり変化がありましたからね。今となってはどんなに明け方に帰ってきても、絶対にスキンケアだけはして寝ます。じゃないと気持ち悪くて眠れないまでになりました。自分自身で変化を実感できているから、もうやめられないですね。
以上、川谷絵音さんのアツい美容への想い、いかがでしたか? VOCEでは今後も川谷さんの美容を追いかけていきたいと思います!
プロフィール:
川谷絵音(かわたに・えのん)
ミュージシャン、作詞家、作曲家。
indigo la End、ゲスの極み乙女。のボーカル&ギターのほか、ソロプロジェクトの美的計画、ジェニーハイ、ichikoroのギター、DADARAYのプロデュース、様々なアーティストへの楽曲提供、ドラマ劇中音楽など多岐にわたって活躍中。
撮影/大野隼男(えるマネージメント) ヘア&メイク/丸山かおり 取材・文/戸塚真琴
Edited by 渕 祐貴
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