ブライトニング&日焼け止め2021

マスク生活の紫外線対策!“意外と知らない”UVケアの新常識10

更新日:

マスク生活の紫外線対策!”意外と知らない”UVケアの新常識10

マスク生活が日常になった今、紫外線との付き合い方を見直すべき! 意外と知らない「紫外線対策の新常識」を教えます!

withマスク時代のUVケア新常識

取材したのは……

貴子先生

松倉クリニック代官山 院長

貴子先生

最新知見に詳しい美容皮膚科医。

小原真帆さん

資生堂グローバルイノベーションセンター 研究員

小原真帆さん

アネッサなどのUVケアを担当。

結論!【マスクの摩擦や過信によるうっかり日焼けで日焼けやシミは今までよりも悪化しやすくなっている

貴子先生
貴子先生

マスクによる摩擦やマスクの下のうっかり日焼けが原因だと思いますが、肝斑が濃くなる、ニキビ跡が目立つなど、炎症ゆえの色ムラも増えている印象。こすれや蒸れで落ちてしまう日焼け止めの対策をする必要があると思う。


小原さん
小原さん

シミ、くすみに限らず、ニキビや乾燥など肌トラブル全般が増えているようです。マスクの着脱により湿度と温度が不安定になってしまい、角層のバリア機能が低下。その結果、肌荒れなどが起こりやすくなります。


夏を白肌で乗り切るための新常識

新常識1【不織布のマスクのUVカット効果はSPF値でたとえると1~5程度

貴子先生
貴子先生

一般的な不織布のマスクにUVカット効果はほとんどありません。SPF値は人の肌で測定するものなのではっきり数値では表せませんが、ルースパウダーを軽くはたいたぐらいのカット力しかないと思って。


新常識2【マスクの蒸れと汗でUVカット効果は30分で約10%低下する

貴子先生
貴子先生

汗をかけば30分でUVカット効果が10%低下するといわれています。マスクの内部は蒸れるし汗をかきやすくなっているため、水に強い日焼け止めを選べば、くずれも最小限ですむのでは。


小原さん
小原さん

汗や蒸れで日焼け止めが落ちやすくなることを思えば、まずは汗や水に強いウォータープルーフタイプを選ぶことが大事だと思います。ロングラスティング効果の高いメイク下地などもおすすめ。


新常識3【夏の日差しは真上からマスクに侵入してくるので鼻と頰が焼けやすい

小原さん
小原さん

夏は太陽が真上にあるため、額や鼻など顔の高いところが焼けやすいといわれています。上から降り注ぐならマスクの隙間から侵入する可能性も高いので、特にマスクの中はUVケアの塗り直しが必要に。


【a】雪肌精 クリアウェルネス UV ディフェンス ミルク、【b】ビオレUV バリア・ミー ミネラルジェントルミルク、【c】d プログラム アレルバリア エッセンス N

新常識4【顔用の日焼け止めスプレーをマスクにかけても防御力は上がらない

貴子先生
貴子先生

顔用のスプレーをマスクに吹きかけても防御効果は上がりません。布専用のスプレーなら多少は効果があるかもしれないけれど……。肌にスプレーしたり、マスクを二枚重ねしたほうが効果的では。


小原さん
小原さん

基本的に肌に吹きかけることを想定してつくられているので、マスクに噴射するのはおすすめできません。


新常識5唇は防御よりもケアに徹するべし

貴子先生
貴子先生

紫外線が侵入しているとすれば、UVカット効果のあるリップを塗るのもあり。でもターンオーバーの早い部位なので、シミになることは少ないはず。


小原さん
小原さん

皮膚が薄いため湿度変化に弱い部位ですから、UVカットリップも有効。ちゃんとお手入れすれば改善も早いので、しっかり保湿することが大切です。


【a】ファシオ ティント リップ UV、【b】ママバター UVバリア リップスティック

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