【VIO、自宅ケア、医療＆エステetc.】専門家が解説！「脱毛Q＆A」

髙瀬院長

主として、クリニックではレーザーが用いられ、エステでは光マシンが使われています。どちらも毛に含まれるメラニンに反応し、毛根にダメージをあたえる仕組みなのですが、エネルギー密度（パワー）に違いが。パワー的にはレーザーのほうが強いため、光マシンと比較すると“毛根根絶”までの回数が少なく済むケースがほとんど。レーザー脱毛は医療行為のため、エステでは取り扱うことはできません。

髙瀬院長

毛と決別するまでには９回程度かかりますが、回数を重ねるごとに毛量が減っていくので早い段階でスッキリ感を実感する人が多いと感じます。

髙瀬院長

レーザー治療後の肌は、紫外線ケアが必須！　レーザーの熱で一時的にダメージを受けた状態になり、紫外線の影響を受けやすくなるため、衣服で肌が隠れがちな秋冬がおすすめ。また、脱毛前の日焼けには注意が必要。レーザーや光治療は、黒に反応するという特性があるため、火傷のリスクが高まります。

髙瀬院長

レーザー脱毛をはじめて17年になりますが、火傷状態になった事例が数件あります。ただし、跡が残るようなケースはありません。万が一、火傷してもすぐに適切なケアができるのは、医師が処置を行うクリニックならではのメリットです。

髙瀬院長

IPLなどの光マシンも基本的には毛周期にあわせて１ヵ月半から２ヵ月程度おきの施術が理想的。ゴールまでの期間は、頻度やマシンの出力によって変わります。

名越さん

TBCのスーパー脱毛の場合は、ムダ毛が生えて気になったときやご自身のタイミングでおこしいただけます。タイミングは、個人差がありますが、一例としてワキの場合は、平均して６回（半年）程度で満足していただく方が多いという調査結果があります。

髙瀬院長

脱毛は毛に働きかける施術ですが、その土台となる肌を火傷する可能性がゼロとは言い切れないことからも、どこへ行くか検討する際にはHPなどをチェックして、肌治療を行っているか、アフターケアをしっかりしているかなど、肌に対する意識の高さを確認してみるのもひとつの手段です。

名越さん

お気軽にお越しいただけるよう、初回限定やキャンペーンなどで驚くような料金を設定することがあります。本来はもっと高い料金で行っている施術をお得に利用できるので、ぜひうまくご活用いただければと思います。

髙瀬院長

とくにIOの毛を処理することで蒸れなどによる雑菌やカビの繁殖防止につながるため、ニオイやかゆみの軽減に◎。経血やオリモノの付着が気になってIO脱毛に踏み切る方も少なくありません。

髙瀬院長

IO脱毛に関しては、賛否ありますが、私個人としては、濃い毛が残っているのには意味があると考えています。IOの毛は、子宮や膣につながる開口部に細菌やカビなどが付着することを防ぐ、いわば“門番”的な役割を担っています。IO脱毛人口の増加と直結するとは断言できませんが、近年、性感染症が増えているのも事実です。IO脱毛後には、しっかり洗浄して清潔に保つよう心がけましょう。

髙瀬院長

カミソリの刃が肌に当たって角質が取り除かれると、肌のバリア機能やうるおい維持力の低下につながります。そのため、刃を肌に押し付けるような“深剃り”は言語道断！　剃毛前に必ず泡やクリームなどを肌に塗り、刃の接触を極力避けることが大切です。アフターケアは、オイルやクリームを塗って疑似皮脂膜をつくってあげると、剃毛ケアで奪われた角質層の代わりに肌を守ってくれるのでおすすめです。

髙瀬院長

家庭用は誰でも気軽に簡単に使える仕様のため、出力はマイルドです。結果に満足するまでには時間を要しますが、自宅でできるというのが最大のメリット。美肌ケアモードを備えているものも多いので、スキンケア感覚で取り入れると◎。

髙瀬院長

毛抜きで毛を引っ張り抜くと、毛穴と毛根の接続部分まで無理やりひっぱり出してしまうことになり、炎症の原因になります。それが毛穴の広がり、色素沈着、皮膚下でとぐろを巻いたような毛（イングロンヘア）など、多くのダメージの引き金になります。毛抜き後、肌にダメージを感じる場合は、やめたほうが無難です。