ボディワーカー 森拓郎のダイエット道場
教えてくれたのは…
ボディメイクの救世主
森拓郎さん
運動指導者。パーソナルトレーニングジム「rinato」、小顔・美容矯正サロン「ルポルテ」をプロデュース。独自のボディメイク理論を数々のメディアに発信中。著書は『ボディメイクストレッチ』(SBクリエイティブ)ほか多数。
Twitter:@moritaku6
Q.160㎝で体重50㎏だけど三段腹……私って肥満?
BMIは標準の範囲内でも筋肉が少ないと隠れ肥満かも
体重㎏÷(身長mの2乗)で計算するBMI。日本人は25以上で肥満といわれます。例えば、160㎝で50㎏の場合、BMIは約20で標準の範囲内だから、肥満じゃない。ただ、BMIが低くても体脂肪率が30%を超えていると、一見細く見えてもおなかだけが出ていたり、足首がむくんで太い人はいます。これは、体重の割に筋肉量が少ない隠れ肥満。隠れ肥満タイプは、体重を落とすことより、筋肉をつけることに目を向けたほうがいい。ただし、痩せても三段腹は変わらないですよ。背中を丸めれば細いモデルさんも三段腹になるから。痩せている人はこうだという見た目の妄想に振り回されず、筋肉をつけよう。
Q.ダイエット中はやっぱり他の肉より鶏肉を食べるべき?
赤身なら牛肉や豚肉でもOK。ただ、たんぱく質のとりすぎは×
鶏肉は皮を除けば脂質を抑えることができるので、良質なたんぱく質を取り入れやすい。一方、豚肉や牛肉には脂質を多く含む部位が多く、食べるなら脂身の少ないもも肉やヒレ肉を選べば問題ありません。ビタミンやミネラルなどの栄養素は豚肉や牛肉のほうが優れている部位も。赤身肉は割高だから、鶏肉を選んで卵や大豆と組み合わせて食べるという手もアリ。ただし、食べるときはとりすぎに注意。たんぱく質はとりすぎると消化不良をおこし、腸内環境を悪化させます。毎食、肉や卵を食べているのに、朝昼晩プロテインドリンクまで飲んでいたらとりすぎになるので気をつけよう。
撮影/伊藤泰寛 イラスト/腹肉ツヤ子 取材・文・構成/山本美和
Edited by 岡部 奈央子
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