「横一列から抜きん出るために、小綺麗さは大切」(屋敷)
ーーところで、屋敷さんは歯科医院に通っているんですか?
屋敷 2,3ヵ月前から歯列矯正を始めて、今日やっとマウスピースが届くんです。『ミラクルナイン』かなんかに出た時に、モニターに映った自分のワンショットを見て、歯のがちゃがちゃが気になって。バイク(川崎バイク)さんが、(さらば青春の光)森田さんに紹介した歯医者です。森田さんは何百万円もかかるって言われて断念したんですけど。
ーーなぜこの忙しい時期に、歯列矯正に踏み切ったんですか?
屋敷 「別に俺じゃなくてもええやろ、これ」っていう仕事がたくさんあったんです。「みんなおもろい」って横一列になった時に、ちょっとした小綺麗さで、また番組に呼ばれるかどうかが決まるんちゃうかなってふと思って、歯をきれいにしようと思いました。肌もきれいにしたい。ちゃんと洗顔をしてるつもりなんですけどそんなに変わらんくて。食べ物に原因があるんちゃうかなと思ってきました。
「前に出る職業じゃなかったとしても、見た目はちゃんとしていたい」(嶋佐)
ーーそういえば『ゴッドタン』に出演した時に、嶋佐さんが屋敷さんの肌の汚さに苦言を呈していましたね。
嶋佐 以前から「見た目も気にしろよ」みたいなことは言ってました。若手の頃は、劇場での人気が出演回数を左右するから、大事だぞって。それ以前に俺が、不潔っぽいのがイヤなのもある。俺は芸人じゃなかったとしても、見た目をある程度ちゃんとしていたい派なんで。太りたくないからジムも通ってたし。コロナで行けなくなっちゃってヤバいなってことで、任天堂スイッチのリングフィットアドベンチャーを買いました。最近バタバタしてて、4、5回しかやってないですけど。
ーー嶋佐さんは、日常的にどんなケアをしてるんですか?
嶋佐 弟の美容室(編集部注:弟さんが担当美容師)で買ったいいシャンプーを使ったり、歯は2万円くらいの電動歯ブラシで磨いて、たまにジェットウォッシャーも使ってます。最近、歯のホワイトニングに2年ぶりに行って、ちょっと白くなって効果を感じたので、また行きたいっすね。眉毛も知り合いのサロンで何回か整えてもらってます。
ーーフットワークが軽いですね。自分で情報収集してるんですか?
嶋佐 芸人やってると、いろんな情報が入ってくるんです。ホワイトニングはSNS経由で「やってみませんか?」ってお店から誘われたんで、「行ってみよー」っていう感じです。
「かっこつけてんなコイツって思われるのが恥ずかしかった」(屋敷)
屋敷 嶋佐は美意識が高いなと思います。ちゃんとやってます。オレもやらなきゃなと思うんですけど、なかなかそこまで意識が高くないんで(笑)。
ーーズボラ? 恥ずかしい?
屋敷 ズボラでもあるんですけど、学生時代に「かっこつけてんなコイツ」って思われるのが恥ずかしかったので、それが根っこにあるのかもしれないですね。だから、こういう企画を美容メディアでやってもらえるのは本当にありがたい。(EXIT)りんたろー。さんみたいにノリノリではできないですけど(編集部注:『VOCE』でりんたろー。美容道連載中)。ちょっとやらされてる感は出ちゃうかもしれないですけど、本音では「ありがたい」と思ってます(笑)。
「美容って、極めていくと“おもしろ”になると思う」(嶋佐)
ーー世の多くの男性は、屋敷さんの感覚だと思います。そこに世代差ってあると思いますか? もっと若い世代はメンズメイクや美容に対してハードルが低い?
屋敷 いや、個人の性格やと思います。嶋佐や(オリエンタルラジオ)藤森さんもやってますし。りんたろー。さんみたいに行ききってる人はおもしろいですよね。でも、「自分とはちゃうな」という感じはします。自分が興味のない分野のオタクの人を見ている感じです。
嶋佐 美容とか見た目って、やりすぎるとおもしろいですからね。アインシュタインの河井さんも今年40歳であの感じの服装とか、見た目の気に仕方とか、恥ずかしいじゃないですか。でも、もう“おもしろ”になってるんで(笑)。不潔感が出ちゃうくらいだったら、普通に気にした方が正解だと思います。でも、メンズメイクは未知ですね。こういう撮影とか収録の時しかしないから、普通にメイクしてる人の気持ちは、まだ、マジでわからないですね。