「本番前は今も、いやな夢を見るほど怖い。でも、やれるだけの準備をしたら、あとは開き直って楽しみます」
新しいことにいくつも挑戦した昨年。これからの人生にプラスになる経験ばかりでした
ドラマの撮影に入っている間はずっと戦闘モード。頭がずっと動いているせいか眠りも浅く、大事な撮影前には、セリフが出てこない、遅刻するといった夢を見て飛び起きることも。それが撮影期間中ずっと続くのでしんどいけど、悩んでいてもはじまらない。私は器用なタイプではないからと開き直り、撮影に臨むようにしています。できる準備はきっちりやって、あとはもう思い悩まずに楽しむ。それが私のスタンスですね。何もかもが異例尽くしだった2020年。いつ撮影が止まるかわからなかったし、その一方では、時間がない中でやらなくちゃいけないこともたくさんあったりして。気持ちが乱れ、焦りや孤独感に苛まれた瞬間もありました。ただ、その中で大河ドラマを経験させていただいたことをはじめ、キャスターやYouTubeといった新しいことへの挑戦は新鮮で、気持ちのメリハリという面でも有効でした。今はまだ“これが役に立った”という具体的なことは思い浮かばないけど、これからの私の人生においてプラスになってくれるはず。
撮影/中村和孝 ヘアメイク/笹本恭平(ilumini.) スタイリング/NIMU(まきうらオフィス) モデル/川口春奈 取材・文/中川知春
Edited by 並原 綾
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