体内でさまざまな機能をうまーく回すシステムをサポートしてくれるという、CBD(カンナビジオール)。でも、初めて向き合うものだけに取り入れ方がわからなーい!という人も多いはず。そこで選び方や取り入れ方のコツとともに、美容ライターの楢﨑が取材をベースに自腹買いしたアイテムのお試しレポートをお届けします!
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【CBDって何?いまさら聞けない、その実態と効果に迫る】
オススメは日本で製造しているCBDアイテム
ばっくりとしていますが、これって意外と大事。もちろん信頼できるブランドであることが大前提ですが、新しいブランドもどんどん出てきており、判断が難しいところ。私自身、CBDをネットで検索してみると、本当にたくさんのブランドがあり、信頼すべきものを探すのは至難のワザ。そこで『H THINK』代表の瀧井真一郎さん、ディレクターの畑中清志さんへの取材をベースに、まずは選び方のポイントをまとめてみました。
1. 現在、原料は日本での調達は難しいため、海外からの輸入が基本。生産者や原料メーカーとブランドが直接つながっていると安心。
2. 原料を輸入して製造は日本で行うなど、製造や開発の時点でしっかりと国内の基準に則ったチェックを行っているブランドがベター。
3. THC(ハイになるといわれている成分)の残留がないかのチェックが厳しいこと! これはマスト!
4. 上記の内容が各ブランドサイトに明記してあること。心配ならメールなどで問い合わせしてみても。
5. ビープル バイ コスメキッチンや伊勢丹新宿店 ビューティアポセカリーなど信頼のおけるショップで購入。これがいちばん手軽で簡単!
以上の点を踏まえてセレクトしたアイテムについて、実際に飲んで塗って浸かって試した内容をレポート!
もっともベーシックなのが、舌下タイプ。経口タイプとの違いは、吸収率!
CBDと聞いて、おそらく最初に思いつくのが、口の中にスポイトで垂らすタイプではないでしょうか? これがいわゆる舌下タイプ。口の中というよりは舌の下を狙って垂らし、すぐに飲み込まず留まらせることで、口腔内の粘膜からCBDを吸収して血中に送り込むことができるため、吸収率は高め。
個人差やアイテムにより差はありますが、舌下タイプの使用の目安として……。
1. 効きはじめるまでの時間は15分〜1時間ほど。
2. 1回摂取すると、6〜12時間ほど効果が持続することも。
3. アイテムに記載の濃度×飲む量で、CBDの摂取量が決まるので、自分が摂りやすい濃度を選ぶと◎。
4. とくに1日の上限摂取量はないとされてはいる(市販品において)。個人差が大きいので一概には言えないが、30mg前後が一般的な1日のCBD量の目安とも。
5. 舌下に垂らしての摂取のほか、普段使っているクリームやオイルに混ぜて、体に塗ってもOK。
よく眠りたい、集中して本を読みたいといったニーズで用いる場合は、逆算して15分〜1時間前に摂取するのがオススメだとか。
対して、サプリやドリンク、食品などの経口タイプは、胃や肝臓での消化分解を経て、腸で吸収されるため、吸収率は6〜15%程度と低め。ただし、食事と同じくゆっくりと吸収されていくため、作用時間は長めで、6〜8時間ほど、体内に留まる可能性あり、とのこと。
お試しレポート①
H THINK
まずは舌下タイプの代表格、ティンクチャーオイル。濃度についてはブランドによってさまざまですが、H THINKの場合、1本30mlあたりに500mg、1000mg、2000mg、3000mgのCBDをそれぞれ含有した4種類をラインナップ。どれにするか迷うところだが「1000mgからはじめるのがオススメ」とディレクターの畑中さん。また、考え方としては、スポイト1回分(8分目)が約20滴で1mlなので、もし、それでいまいち効果を感じられないのなら2mlに増やしたり、シャープに効く!と感じたら半分に減らすなどして自分に合う量を探すのが、オススメだとか。
1000mg濃度×スポイト1回分(約20滴・1ml)
=500mg濃度×スポイト2回分(約40滴・2ml)
=2000mg濃度×スポイト半回分(約10滴・0.5ml)
これらはすべてCBDの摂取量は同じ。
少ない量で足りる人は次回購入するときは500mgにする、1回で多く摂取するなら2000mg濃度や3000mg濃度にするなど、使いやすいものに替えてみるのもあり!
楢崎裕美/美容ライター
ベースがMCTオイルなので、味がなくサラッとしていて、飲みやすいのが、まず◎。“原稿を寝る直前まで書いて興奮して眠れない”“あまりにもやることが多すぎて焦る”なんてときに1000ml濃度を1ml。明らかにスイッチのオンオフがされるわけではないですが、気づくとリラックスできていてスムーズに寝入っていたりするので、『H THINK』なら1000mg濃度1mlが今のところ、私にとっての適量みたい。
お試しレポート②
CBDAYS MOMENT
CBD濃度3%(270mg配合)で、MCTオイルとヘンプシードオイルがベース。オケージョンに合わせて天然由来の香りがつけられているのが、ユニーク。日中の集中力アップやポジティブな気持ちになりたい時のPOSITIVE FLOW、就寝前などに緊張を緩めたり、心を鎮めたい時にぴったりなDEEP SILENCE、そして、愛を交わす時間用のEROTIC POETRYがラインナップ!
楢崎裕美/美容ライター
私がとくに気に入っているのが徳島県産のすだちやライムの香りが際立つPOSITIVE FLOW。柑橘系の香りと風味の効果もあってか、数滴ポタポタたらすだけで、スイッチが入る感覚あり! “よーし、がんばるぞ”という気持ちにまずなって、そこからカラダの中もそのモードにじわじわなっていくような感じ。午後、集中力が落ちてダラけてきた時に舌下に垂らしてしばし味わいながら、リフレッシュに使ってます。
お試しレポート③
エリクシノール
今、どんどん食品添加タイプも増えていますが、チョコ好きの私がポチってしまったのが、日本におけるCBDのパイオニア的ブランド、エリクシノールのチョコレート。
スペシャルティカカオ71%配合という高カカオチョコレートに、ひとかけら(1セッション)あたりCBDが20mg含有。
楢崎裕美/美容ライター
普通のチョコと思って食べたら、甘みはごくごくほんのり。奥深いカカオの風味を楽しむ、通好みなチョコ。甘さでほっこりというわけにはいかないけど、コーヒーを飲んだようなホッと一息つける感じがあるし、ほのかな甘さもビートオリゴ糖によるものだから、ダイエットのときのおやつタイムによさそう! つまり、ダイエット中の私にとっては、今(笑)。
ちなみに、ビープル バイ コスメキッチンで販売中のタブレットも気になっていたものの、大人気で購入できず! ビープルさんでは今後もCBDアイテムが増えるそうなので、要チェックです。
肩や首などのコリが悩ましいなら! 直接塗れるロールオンやバームタイプ
肌にもCBDとくっついて機能する受容体があるので、塗って効果を感じられるのもCBDの大きな特徴。
「肌から吸収されたCBDは、血中に取り込まれて全身を循環することはなく、受容体のくっついた範囲=塗った範囲でだけ効果を発揮します。そのため、局所的に素早く効き目が表れます」(CBDAYS/qols ディレクター 河野智史さん)
筋肉の緊張をほぐす効果があるので、気になるところに直塗りするとコリ対策に。肩や首のほか、頭痛が悩ましいときはこめかみに塗るという方法も。
お試しレポート④
CBDAYS MOMENT
ホホバ種子油、加唐島産ツバキ種子油などからなるバームにCBD濃度1%(300mg)配合。ネロリ&ローマンカモミールのホッと癒やされる香りで、ボディのほか、髪や指先にもOK。
楢崎裕美/美容ライター
肌の温度でホローッととろけてなじむタイプで、ベタつくことなくしっとりと潤う感じ。首から肩まで広範囲にコリコリしているときに塗り広げやすく、ついでに鎖骨までのばして深呼吸すると、ふっと力が抜けて◎。多毛でボリュームが出やすい私は、髪に塗るときは根元から。ついでに軽く頭皮をもむことで、頭皮が緩むような感覚も。デスク常備コスメです!
お試しレポート⑤
H THINK
持ち運びに便利なロールオンタイプ。ホホバオイルをベースに、CBDと、最近の“クリアリング”で注目を集めるパロサントの精油もイン。
楢崎裕美/美容ライター
肩コリ、首コリの予兆を感じたらすかさず塗り塗りしておくと、ひどくなるのを防げるのでお守りがわりに。頭痛の予感がしたら、首肩にプラスして、こめかみ、そして、側頭筋やえり足あたりにもぐいぐい塗りまくっています。浄化するパワーを持つといわれる”聖なる木“パロサントの爽やかな香りも強すぎず、肌にすぐになじんでサラサラになるから洋服についても心配なし。塗った瞬間はスッとしますが、きつすぎない点も使いやすくて、もう手放せません。
イライラする気持ちやギンギンに冴えた脳のクールダウンには、入浴剤という手も!
肌表面にもCBDが作用する受容体があるといわれているため、全身に一気にアプローチが狙えるのが入浴剤ならではの魅力。入浴剤好きの私としては、即決。
お試しレポート⑥
UNBD
こちらも日本国内で製品を製造するCBDブランド。PMS対策の「Fem」と、快眠をサポートする「Nenne」の2種をラインナップ。それぞれCBDに加えて、目的に合わせたアロマ、クエン酸、重曹、クレイまで組み合わせた、入浴剤マニアとしても心躍る激アツレシピ。よい睡眠を狙うなら、寝る1〜2時間前に、40℃程度の少しぬるめのお湯に入れて15〜20分浸かると◎。初めてなら含有量は50mgがオススメだとか。
楢崎裕美/美容ライター
疲れ切っていた私は、迷わず100mgをポチっと。1個で ¥1000超えに驚いたけど、手にしてみてびっくり。手のひらが埋まるほどのビッグサイズで、ずっしりとした重みあり。
先に使ったのは、ちょうど生理前でダルかったのもあり、『Fem』。お湯に入れるとシュワシュワ溶けていくのと同時に、ゼラニウムの香りがフワーッと広がり、バスボム見たままの赤茶色の湯になり、スペシャル感満載。思わず出たくなくなるほど心地よくて、カラダも心も芯から温まったうえ、お風呂上がりの肌はツルッツル。なんだか、イライラしていた自分がバカみたいに思えるぐらい、幸せな気持ちに♡
そして、もうひとつの『Nenne』は、超絶頭を使って原稿を書き終えた後に。さっさと寝たいのに興奮して眠れずにいたところで、まさにこれは『Nenne』タイムと思い! こちらはホワイトクレイ配合だけに湯の色は白っぽくなる程度で、肌あたりもラベンダーやオレンジの精油による香りも優しく包み込む感じ。ふーーーーーーっと深呼吸を何度もついてしまうほど、力がいい意味で抜けていきました。その後、ミニマルな寝支度だけしてベッドに入ったら、即落ち&完落ち。途中で目が覚めることなく、8時間しっかりと爆睡しました。どちらも体感がすごいため、ご褒美&サロンにほぐしにいきたくてもいけないときのために、常備してます!
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VOCEエディターも【CBD】に夢中!【不眠対策に】
効くと感じるかどうかは個人差があるようですが、寝不足になったり、ストレスもそれなりに感じる生活を送る身としては、辛さをゼロにしてくれるわけではないくとも、カラダも心も楽にしてくれる頼もしいアイテム。新たなストレスまで増えまくりの今、ホルモンバランスの変化やエイジング的な疲れを感じているなら、試してみる価値ありです。
Edited by VOCE編集部
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