「僕自身をおすしに例えると、赤身ではなく白身魚(笑)」
―アニメ『どすこい すしずもう』、台本を読まれたときの印象と、作品に対する感想を教えてください。
「本当に力の抜けた可愛らしいお話だなぁ、というのが最初の印象ですね。1話完結型なんですが、おすしの力士が一度負けてリベンジで燃えている、みたいなちょっと繋がっている部分もあるんです。そういう部分はストーリーとして見ていて楽しいですし、ちびっ子感のあるおすしたちが、それぞれのおすしらしい相撲の取り方をする、みたいなユニークなところがたくさん表現されているので、子供だけでなく、大人の方たちも見ていて癒される作品だと思います」
―たくさん出てくるおすしの力士たちの中で、どのキャラクターが一番お好きですか?
「ドンッと構えている横綱・おおとろやまや、割と活躍する青い目の外国人力士・サーモンざくらが好きですね。みんなそれぞれのキャラクターにしっかりと設定があって、お相撲の取り方に特徴があるのがすごく面白いんですよ」
―津田さんご自身をもしおすしに例えるとしたら、どのネタだと思いますか?
「なんだろうなぁ。赤身ではない気がするんですよね。脂っこさはあまりないと思うから(笑)、白身魚の何かかもしれないです」
「昔も今も、マイペースなところは変わりません」
―津田さんが子供の頃は、どんな男の子でしたか?
「昔も今も変わっていないと思うんですけど、マイペース。すごくボーッと生きていた気がします。夢と現実の世界の境目がちょっと怪しいような感じ(笑)。年齢的に大人になったので少しはしっかりしたかもしれないけれど、性格面では変わっていないんです」
―当時好きだった食べ物やスポーツなども変わらず?
「ずっと、ナシゴレンがすごく好きですね。もともとインドネシアのジャカルタで育ってきたので、そのころの体験が今も染み付いているんだと思います。スポーツは一応テニスをやっていたんですが、昔も今も道具を使う運動は苦手なんですよね(笑)。走る、飛ぶに関しては、今も変わらず得意だとは思います」
―今でも記憶に残っている絵本はありますか?
「『ぐりとぐら』。パンケーキを焼くのが本当に印象的で、好きでしたね」
「化粧水+乳液クリームの大事さを、男性の皆さんに伝えたい」
―50歳を目前に迎え、大人の色気がますます際立つ津田さんですが、美しくいるために心掛けていることや、美容法はありますか?
「美しくいるというのは意識してはいないのですが、朝と夜それぞれ風呂に入ります。朝も30分くらい湯船に浸かるようにしています。それから基本的なことですが、風呂上がりは必ず保湿。役者を始めた19歳の頃から続けているんですが、化粧水で水分を浸透させて、乳液やクリームをセットで塗っています。僕も面倒くさがりなので気持ちはわかるんですけど、男性は化粧水で済ませてしまう人が多いみたいですね。でも、化粧水だけだとせっかく肌に浸透させた水分が蒸発してしまうから、必ず乳液やクリームで蓋をしてあげないといけないんだということを同じ男性の方々に伝えたいです」
―最近手放せない、お気に入りコスメを教えてください。
「オーガニック系のヘアワックスですね。昔は強めのハードワックスを使っていたんですが、美容師さんやヘアメイクさんから良いものを教えていただいて、オーガニック系のヘアワックスにたどり着きました。髪に優しい気がしますし、付けているのかどうなのかギリギリラインの質感なので、自然にふわっとスタイリングができるところも好きですね」
津田健次郎(つだ・けんじろう)
PROFILE:1971年6月11日生まれ、大阪府出身。アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』海馬瀬人役(’00-04)、『テニスの王子様』乾貞治役(’01-12)、『呪術廻戦』七海建人役(’20-‘21)など、人気作品のキャラクターを演じている。声優のほか、映画監督なども始めている。
アニメ『どすこい すしずもう』
もしも、おすしがすもうをとったら……? そんな奇天烈な発想から生まれた、絵本作家・アンマサコによる『どすこい すしずもう』。個性的なすし力士たちが、持ち前のネタを生かして、多彩な技をくりだします。さあ、本日の取り組みはどちらが勝つのか!? はっけよーい、のこった!
毎週土曜日7時25分〜テレビ神奈川(tvk)ほかにて放送中
【キャスト】
大島美幸(森三中) 津田健次郎 濱健人 沢城千春 佐々健太
撮影/楠本隆貴(will creative) 取材・文/高橋夏実
Edited by VOCE編集部
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