連載 VOCE特別インタビュー

【板垣李光人インタビュー】世界のカラフルさを伝えたい

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板垣光李人さん

フェミニンとマニッシュの
大きな振れ幅の間を浮遊してしたい

インスタグラムの投稿では、もちろんそんなことをおくびにも感じさせない。ストイックな美意識とクールなセルフプロデュースがビシビシと感じられる。

「投稿そのものは、媒体で撮っていただいたアザーカットを載せることが多いんですが、一覧で3つずつ並んでいる時のバランスとかは考えますね。自分の中に“マニッシュ”から“フェミニン”までのジェンダーのメーターのようなものがあって、撮影の際には『どの位置で見せるか』を考えながらやっています。その写真をSNSに投稿する時は、メーターのバランスがどちらにも行き過ぎないような並びを考えますね。僕はその両方を楽しみたいし、役者としての振り幅もそのほうが広がると思うんです。ただ、フェミニンに振れることで演じられる役が増えても、そっちばかりになって、マニッシュな領域が狭まるのはもったいないじゃないですか。どっちかに偏ることなく、常に両方の間を浮遊し続けたい。自分自身も、そのほうが面白いので」

板垣光李人さん

『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。』

カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。

仕事に夢中で自分のおしゃれは二の次の漫画編集者・町田和子は、ひょんなことから高校の後輩である相馬周と再会。完璧な美しさを持つメイク男子となっていた周が、和子をずっと好きだったことを知り、お試しで付き合い始めることに……。同名漫画をドラマ化したラブコメディ。毎週木曜日23:59〜放映中


プロフィール

板垣李光人
いたがき・りひと/2002年生まれ。11歳で俳優デビューし、美少年ぶりが話題となった『仮面ライダージオウ』を経て、『約束のネバーランド』『ここは今から倫理です。』大河ドラマ『青天を衝け』など話題作に次々と出演。本作がドラマ初主演作となる。

撮影/岡本俊(まきうらオフィス) ヘア&メイク/笹本恭平(ilumine.) スタイリング/佐藤英恵(DRAGON FRUIT) 取材・文/渥美志保

Edited by 大森 葉子

公開日:

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