“マスク老け”&“コロナ不調”を救う【“セルフ針美容”が熱い!】
美容ライター
金子優子
美容先進国、韓国で大ブームとなった“針コスメ”が日本でもジワジワきている。多くの美容皮膚科医が推薦し、クリニック専売の“針コスメ”を取り扱うところが急増しているあたり、その実力はホンモノかも! と予感させる。その効果を解説する前に、まずは“針コスメ”って何? というところからおさらい。
今泉スキンクリニックの今泉明子院長によると、「“針コスメ”とは、海や淡水に生息する海綿(スピキュール)から採取した微細な針をヒト幹細胞培養液でコーティングして配合した化粧品です。チクチクするユニークな使用感が特徴。“針”は、肌を刺激しながらゆっくり成分を放出し、約72時間後、角質代謝とともに抜け落ちます」とのこと。チクチクと聞くと恐怖感満点だが、実際にはスクラブに近い使用感で痛みはない。「ヒト幹細胞培養液には多くの成長因子が含まれており、“針”の刺激とのW効果でコラーゲンの増産と代謝促進に期待が持てます。
ハリやツヤ感がアップして、キメが整い、小ジワの改善も!」。自由に動きにくいコロナ禍で、こういったハイレベルのセルフケアへの需要が高まっている。美容鍼や鍼灸治療の不調を改善するスピード感はそのままに、手軽にできるホームケアに落としこんだ“セルフ針美容”は、おこもり時代の強い味方に。カリスマトレーナーの星野由香さんが手掛ける生体電流を通しやすいチタン製の“針”で覆われたローラーもそのひとつ。コロコロするだけで、頭皮から足先まで全身の筋膜リリースができ、“リモートワーク疲れ”をすばやくリセットできる、と売れ行きが絶好調だ。
撮影/吉田健一
Edited by 大森 葉子
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