ブラシを制するものがメイクを制するのです!
語ってくれたのは…
ヘア&メイクアップアーティスト
(左)Georgeさん
繊細なメイクのポイントは、ツールのチョイスにあり!
旬を取り入れつつ、その人の美しさを最大限に引き出すメイクで女優等の信頼も厚い。VOCE ウェブサイトのメイク動画連載「George365」や、自身のYouTubeチャンネル「George’s Beauty up」も人気。
ヘア&メイクアップアーティスト
(右)paku☆chanさん
国内外ブランドを問わず、幅広い種類のブラシを所有
ロジカルでしかもキレイになれるメイク論で、メイク企画にひっぱりだこ。多くの女性誌でのメイク連載のほか、著書『すべての「キレイ」に理由がある #かわいい超え 大人メイク教本』(講談社)も話題。
ブラシを使いこなせると……
- エッジがキレイに描ける
- 色ムラがなく発色が美しい
- メイクの完成度が断然UP!
- パーツの形も自然に際立つ!
Georgeさん
インスタなどに寄せられるフォロワーさんからのお悩みに、「メイクのとき、ブラシを使いこなせない」というのがけっこう多くて。
paku☆chanさん
でも実は指やチップよりブラシの方が簡単&キレイに仕上がることってすごく多くない? プロとそうでない人の差ってブラシの使いこなし術にあるのでは?と思うほど。
Georgeさん
たとえばパウダーアイシャドウも、指だとムラになったり、目尻やキワがガタついて、難しかったりするよね。
paku☆chanさん
さらに私がブラシ塗りを推奨する理由として挙げたいのが“圧”なの。指やチップだと自分が思っている以上に強い圧がかかるので、どうしても想定より濃くつきやすい。もちろん、なりたい仕上がりによっては指やチップの方がベターな場合もあるけど、失敗しにくいという点においてはブラシ塗りが一番。自分が狙った濃さや形になるまで、ジワジワと重ねていけばいいのでテクニック要らず。
Georgeさん
ブラシは毛先が柔らかいから、意識せずともつきすぎを防げるもんね。
paku☆chanさん
特にブルーなどの肌になじまない色は、つけすぎると大変なことになるからブラシ塗りがおすすめなんだよね。
Georgeさん
私はベースメイクもブラシ必須。
paku☆chanさん
私も! リキッドにしても、パウダリーにしても、薄く均一につけられるから。
Georgeさん
軽くキレイに仕上げたい。それがブラシ塗りなら簡単に叶うところがいい。
paku☆chanさん
セルフメイクでもブラシを使う?
Georgeさん
もちろん。手早くできて失敗しないから、セルフメイクこそブラシ!
paku☆chanさん
いかにも“塗りました”って感じにならないところがいいんだよね。
Georgeさん
ここ数年多い“韓国メイク”をテーマにしたメイクでも欠かせないよね。
paku☆chanさん
韓流の女優とかアイドルのあのきめ細かい肌って、手だけじゃ再現できない。
Georgeさん
分かる~! そもそも韓国の人ってメイクのときにも手で直接顔を触ることをしないイメージ。ベースだけじゃなく、カラーメイクの際にも。
paku☆chanさん
だからブラシが充実してて。自粛前は韓国にプロがみんな買いに行ってたね。
撮影/岩谷優一(vale.)、柏原力(静物) ヘアメイク/paku☆chan(Three PEACE) スタイリング/川﨑加織 モデル/上西星来 取材・文/中川知春 構成/大木光
Edited by 大木 光
公開日: