マスクに負けないベースメイク術

下地なしでも崩れない!毛穴が消える!リキッドファンデの「水スポンジ塗り」

公開日:

VOCE2021年4月号 野崎萌香

下地なし、リキッドファンデのみで、毛穴レスな美肌は叶う! ヘア&メイクアップアーティストの水野未和子さんが、マスクに負けない、しかも厚塗りに見えない“軽肌づくり”を教えてくれました。

水スポンジ&リキッドだけで毛穴レス軽肌

教えてくれたのは……
水野未和子さん

メイクアップアーティスト

水野未和子さん

イギリスでメイクを学び、ロンドンでメイクアップアーティストとしてのキャリアをスタートさせる。
Instagram:@mizuno.miwako

水野さんの著書『ディファインメイクで自分の顔を好きになる』(講談社)には、自分らしさを際立たせてくれるヒントがたくさん。

密着させて一体化させれば素肌そのものが美しく見える

「目指すのは、“その人らしさ”を消さないようなベースメイク。顔全体に塗る必要なんてなくて、“なくてもいいところ”を補整するだけで十分だと思っています。そのために重要なのがファンデをしっかり入れ込んで肌と一体化させること。最初はビックリするかもだけど、試してもらえばきっと納得できる、水野流スポンジテクをご紹介しますね。」

VOCE2021年4月号 野崎萌香

なんと90%がスキンケア成分。

色ムラのケアも。

水野流・軽肌に欠かせない水スポンジテク大公開

スキンケアの最後とリキッドファンデを塗ったあとに必ず使う“水スポンジ”。このひと手間で仕上がりに驚愕の差が!

◆スポンジ選びが重要!

「水を含ませることで柔らかく、大きく膨らむスポンジを選ぶのが大前提。顔の広い面は平面で、細かい部分は角などを使ってなじませていきます」

水を含むとこんなに大きく
水野さん私物・リアルテクニクス ミラクルスポンジ

【選ぶPOINT】
☑水を含ませると大きく膨らむもの
☑広い面と細かい面がちゃんとあること
☑肌当たりのいいモチモチ質感であること

◆水スポンジの作り方

①最初はやや固めのテクスチャー。たっぷりの水を含ませながら揉みこむと徐々に膨らむ。

②水をしっかり絞ったあと、ティッシュでくるんで再度ギューッ。ちょい湿りぐらいが◎!

◆水野さんオススメスポンジ

くびれがあって持ちやすい。斜めカットの面で顔の広い面を、とんがり部分で細部をカバー。

リキッド&クリームファンデはもちろん、パウダーをなじませるのにも使える。

すべらせない! 押し込み塗り引き上げ塗り

「ファンデの毛穴落ちや厚塗り感をなくすために必要なのがスポンジの押し込みテク。毛穴の開きに合わせて垂直に押し当てることで、ファンデと肌が見事に一体化するんです」

スタンプ塗り/引き上げ塗り

ファンデと肌が一体化する“押し込み塗り”

「額などの広い面はスポンジが薄くなるぐらいの力で押し当てていきます。柔らかいスポンジだから、これでも全然痛くないんですよ」

肌とスポンジを定着させる

毛穴レス肌に仕上げる“引き上げ塗り”

「毛穴が下に開いている頰は、下から上に向かって押し上げるように! 毛穴を起こしながら入れ込んでいくイメージでギュッと」

肌が動かないように上に押し上げる

仕上がりに差がつく! あるある間違い見直しワザ

なんとなく使っているアイテムも、役割をはっきりさせることで驚きの効果を発揮。

【誤】ハイライトはCゾーンにがっつり
【正】線で狙ったところに重ね塗り

立体感を出したい頰の高いところに、約5㎝ほどパウダータイプで光をプラス。その中心にクリームタイプを重ねることで、濡れたようなツヤが質感を変えて生まれ、効果もアップ。

赤みを抑え透明感とつやめきを
くるんとひと塗りで上品な輝きが。

繊細なパールで美しすぎる濡れツヤが♡
ペールホワイトをベースにグリーンやブルーのパールがきらり。

【誤】フィックスミストを正面からシューッ
【正】クロスがけで全体にまんべんなく

「真正面からスプレーするとビシャッと顔にかかってしまう。顔を軽く上向きにして、バッテンを描くように吹きかけてみて。いい感じにミストをまとうことができる」

撮影/目黒智子、伊藤泰寛(静物) メイク/水野未和子(3rd)、ヘア/Kazuki Fujiwara(Perle Management) スタイリング/川﨑加織 モデル/野崎萌香 取材・文/穴沢玲子 構成/渡辺瑛美子

Edited by 渡辺 瑛美子

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