メイクビギナーの方が、メイクをしている自分を鏡を見て気後れしないように。そんなコンセプトの下、今回は眉メイクにトライ。「眉って、まじで迷宮入りしちゃうよね」というりんたろー。さんに、ヘア&メイクアップアーティストのGeorge(ジョージ)さんは「やりすぎないことが重要です!」と返答。りんたろー。さんの眉に愛のダメ出しが炸裂する!
眉メイクSTEP1 素眉をチェック
George(ジョージ)さん(以下、敬称略)「眉頭を刈込みすぎている感じがしますが、なにか理由があるのですか?」
りんたろー。さん(以下、敬称略)「毛が密集していて、黒々するのがイヤで切っちゃうんですよね。ダメ?」
George「眉頭はもともと毛が密集しているので濃く見えてしまうんですよね。でも、眉頭を処理すると不自然な印象になりやすいので、もし、濃さが気になるなら、毛抜きで間引くケアが正解です。でも、かなりセンスと技術を問われるので、オススメはしません。基本的にスクリューブラシで毛流れを整えさえすれば眉頭OKです。どうしても気になるならば、眉用の梳きバサミでカットするのが良いかと思います」
りんたろー。「普通の眉カット用を使ってた!」
George「普通の眉バサミで間引こうとすると、眉の長さが妙に揃いすぎたり、短く刈り込みすぎたりして、眉が整いすぎてしまうんです。それだけで“眉の人”な印象になってしまうんですよね。これは、眉メイクに慣れない方が、“気合いを入れて整えました”な雰囲気になってしまう原因のひとつです。それに、眉は“毛っぽさ”を保つ方が今っぽくもありますよ」
りんたろー。「毛っぽさ?」
George「例えばイマドキのイケメン俳優の方々の眉を見てみてください。眉頭の毛は長く、ワイルドに上に立ち上がっている場合がほとんどですよ。海外の俳優さんは、より顕著ですね」
りんたろー。「えっ、まじ? (携帯で画像検索をし)確かに!」
George「日本人は真面目気質なのか、完璧に仕上げようとしすぎてしまうところがあります。抜く、切るは後回しにして、まずは眉をとかして、毛流れを整えることから始めてもらいたいなぁ」
りんたろー。「眉って、どこから手をつけたらいいかわからなくなっちゃうんだよね」
George「そういう方には眉サロンに行くことをオススメしますが、テンプレート通りのきちんと眉に整いすぎてしまい、他のパーツとなじまず眉だけが浮いてしまうケースも」
りんたろー。「なるほど」
George「きちんととかしてみると分かるんですが、眉まわりって意外にムダ毛って少ないですよ。透明マスカラで毛流れをフィックスさせるだけでも眉の印象はガラリと変わります」
りんたろー。「へぇ〜」
George「よく眉が左右対称に描けないという相談を受けますが、表情筋などの影響で左右の眉がシンメトリーなほうが稀。それなのに、無理やりに左右対称に描こうとすると、逆に違和感が出てしまう」
りんたろー。「ひゃっ!」
George「たとえば、眉下の毛を抜きすぎてまぶたが広く見えてしまうことで、目元が間延びしてしまったり、老け見えしてしまったりすることもあるんですよ」
りんたろー。「眉、深すぎる! おっしゃ、イケてる眉になりたいから、これからは眉頭の毛をちゃんと伸ばすことにする! でも、今日の撮影は、今の短い眉頭のままでやるしかないよね……」
George「大丈夫! 繊維入りの黒のマスカラベースを使えば、疑似的に眉毛を伸ばすことができますよ♪」
りんたろー。「まじかっ。メイクってすげーッ!」
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