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教えてくれたのは…
ビューティサイエンティスト
岡部美代治さん
化粧品メーカーでの研究、開発等の経験を生かして、独自の目線でコスメを分析し、発信する情報の信頼度は絶大。
コスメは“効く”と思って使うことが大事。成分の働きを知ることが、効果への信頼に繋がる!
大前提として、美白有効成分だけでコスメの優劣はつけられません。どう届けるか、その成分をどうサポートするのかなどの処方でも変わってくるから。では、成分について知るメリットは何か? それはメラニンに働きかけるメカニズムを理解すると、実際、使ったときに自分の肌でどう働いているかがイメージでき、それがコスメへの信頼に繋がること。コンセプトや処方へのこだわり、テクスチャーなどとともに、納得のいくものを選び、信じて使うことが、効かせるための条件です!
メラニンをつくる「指令」を抑える
「紫外線を浴びると、紫外線から肌の内部を守るために“メラニンをつくれ!”という指令を出します。この指令をメラノサイトへ伝える情報伝達物質の働きを抑えることで、指令をストップ。メラニンが過剰に生成されません」
\独自成分/【カモミラ ET】カモミールから抽出された美白成分。情報伝達物質、エンドセリンが標的
トワニー ブライトニングαセラム〈医薬部外品〉 40ml ¥10000(3/16発売)/カネボウ化粧品
メラニン生成と同時に肌荒れ予防。
【トラネキサム酸系】情報伝達物質、プロスタグランジンをブロック。抗炎症も!
トランシーノ薬用ホワイトニングジュレローション〈医薬部外品〉 100g ¥3400(編集部調べ・3/1限定発売)/第一三共ヘルスケア
ひんやり肌を鎮静。
エピステーム ホワイトレーザーゲル〈医薬部外品〉 50g ¥11000(3/1発売)/ロート製薬
クリニカル発想の美白。
C O L U M N
「ハイドロキノン」は美白有効成分じゃないの?
チロシンに結合してチロシナーゼの働きを抑制したり、濃いメラニンを還元する効果あり。クリニックでシミ治療薬として処方され、効き目はかなりパワフル。使用には注意が必要で、現時点では医薬部外品の認可は未取得。
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メラニンをつくらせない
この記事に登場したコスメ(8件)