目指せ、マスクを取ったら陶器肌!
新技術の下地で一歩進んだ毛穴レス肌
美容エディター
入江信子さん
絶賛マスク生活中の今、「ファンデを塗らなくなってきた」という人は多いはず。でも、肌はキレイに見せたい……なんてとき頼りになるのが下地の存在。技巧を凝らしている感なく、「素肌がキレイ」を装えるのだから、きちんとメイクが必要ない日はこれだけでもいいよね? そんな流れにマッチしているのが、今春の下地。いや、稀に見る豊作ぶりなんですよ。なかでも熱いのが毛穴カバーものだ。
たとえばルナソルの下地は、「毛穴カバー=マット」の常識に対抗し、毛穴をオフしつつツヤを消さない新発想。毛穴を色のついた顔料でカバーしようとすると、カバー力は高いものの、肌に入る光の量が少ないので、ツヤっぽさも失われてしまう。そこで今回はクレイとポリマーをオイルに混ぜた、すりガラスみたいな膜で光を透過、散乱させ、毛穴をぼかす策に。すると毛穴は目立たせず、光沢の残った素肌風の肌になるのが面白い。
一方、カバー力にこだわった結果、あえての“厚膜”にたどり着いたのがスック。テクスチャーは、ややとろみがある感じ。肌に塗ると、そのとろみが毛穴などの凹凸を物理的に埋め、目立たなくしてくれるのだそう。が、毛穴も小ジワもしっかり埋まるのに、膜が半透明でほどよく光を通すから、厚塗り感はなし。優しいベージュで、くすみも払えるのも、大人の気持ちをわかってる!
クレ・ド・ポー ボーテは、毛穴補正にプラスして、ケア成分で改善作用もあるのがミソ。また、従来の毛穴用下地は、毛穴カバー成分が混ざりやすいよう、オイルベースが主流だったのだが、こちらはウォーターベース。なので感触がみずみずしく軽い! 塗っている圧迫感がなく、キメ細やかな毛穴レス肌になれるのがハッピーだ。
少し前は、半透明で小鼻などの部分に塗るタイプが多かった毛穴用下地。全顔に使えて、肌そのものの美しさをアップする下地が増えてきたのは、悩み多きアラサーにとって朗報といえそう。
〈左から〉
ヴォワールマティフィアンリサン SPF25・PA++ 40g ¥6500(3/21発売)/クレ・ド・ポー ボーテ
ひんやり触感で毛穴を引き締めつつカバー。光を操り、じわっと輝きのある肌の完成。花粉や汚染物質からもガード。
ルナソル フラットスキンプライマー SPF15・PA+ 30ml ¥3500(3/19発売)/カネボウ化粧品
密着感の高い有機クレイとオイルの相乗効果でなめらか&ふっくらしたつけ心地。透明感ある仕上がりに。
スムース カバー プライマー 30ml ¥6000/SUQQU
肌なじみがよく、柔らかいパウダーを使った膜で毛穴を補整。厚膜と乳白カラーのおかげでカバー力が高く、凹凸やシワの目立たない、美肌をつくる。
撮影/吉田健一
Edited by 大森 葉子
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