連載 EXITりんたろー。美容道

ジェンダー不問でメイクを楽しむ時代へ!まず、メイク前のスキンケア&マッサージをマスター【連載23回目】

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いつでも「年齢や性別のボーダーを壊していきたい!」と連呼する、自称・リミットクラッシャーのりんたろー。さん。「メイクに挑戦したい!」と連載開始当初から切望していた、メイク企画のいよいよスタートです。さっそく、ヒュイゴー!

全身全霊でボディメンテナンスに取り組み、VOCEでのグラビア撮影を完遂したりんたろー。さん(引き続き、ブラピBODYになるその日まで精進中)。次なる野望として掲げたのがメイクを“自分のもの”にすることだった。そこで、ヘア&メイク アーティストのGeorgeさんを指南役に迎え、メイク前の仕込みマッサージから、ベースメイク、新色を取り入れたカラーメイクまで、全4回にわたってメイクを学んでいきます。

「メイクさんがつかない現場もあるからセルフメイクのテクを習得したい」との要望を述べつつも、策士・りんたろー。の野望はもちろんそれにとどまらない。

りんたろー。「メンズメイクって、まだまだ特定の人だけがやっているイメージですよね? 僕は、それを誰でもトライしやすい世界観にしていきたいなぁって!」

ジェンダーを問わず、すべての人が気軽に、そして当たり前にメイクを日常に取り入れられるように。メイク編の初回はその想いも掘り下げてお届けします。加えて、メイク前の仕込みワザを人気ヘア&メイクのGeorgeさんに習いました。

34歳のいかつい僕がメイクに挑戦することに意味がある!

Georgeさん(以下、敬称略)「はじめまして、ヘア&メイク アーティストのGeorge(ジョージ)です」

りんたろー。「ジョ、ジョージ!? えっと……」

George「愛称です。師匠にボウイ・ジョージに似てるって言われて、それで呼称が定着したのでジョージでやらせていただいています(笑)」

りんたろー。「私は、りん子という愛称もあります」

George「存じ上げております(笑)。実は、私、テレビでりんたろー。さんを拝見する度に、メイクを少しするだけで、グッとイケメンレベルや洒落度がアップするのになって思っていたんです」

りんたろー。「へぇ、嬉しいなぁ」

George「もっとメイクでキレイになれるかも? 違う自分になれるかも?、とご自身でも思うところがあって、今回メイクテクニックの習得を希望されたんですか?」

りんたろー。「へぇ、George、そんなに見ていてくれたんだ、僕のこと。ウォッチャーじゃん♪」

George「はい、もう、この企画のために、検索して、たくさん画像も見ましたよ」

りんたろー。「あ、仕事だからなのね(苦笑)。今回、メイクを覚えたかった理由のひとつは、現場にメイクさんが付かない現場でセルフメイクできたらいいな、と思ったのもあるんだけど、実は、それが主目的ではなくて」

編集部「りんたろー。さんて、ナルシストだって自己分析されるわりには、実はご自身にまったく頓着ない一面もありますよね。前から見るとキマッているのに、後頭部はよく寝癖ついているなぁ、とか思って見てます(笑)」

りんたろー「それは自分でも不思議なところ♡ なんでかしらね? で、話を戻して、真剣な話をしてしまうと、メンズメイクがもっと気軽に取り入れられるものになればいいなっていう想いが強いんですよ。現状、日本におけるメンズメイクって、すごくオシャレな人だったり、職業的に違和感がない人だったり……特定な人が嗜むものだと思われているところってあると思うんですよね。僕はお仕事で当たり前のようにメイクをしていただいていますが、同世代の30代の男性にとっては、日常に取り入れるなんて実はめちゃくちゃハードルが高い。10代や20代ではメイクする男性の割合は増えているという話も聞きますが、街中を見渡す限りは、まだまだメンズメイクは一般的になっていないかな、って感じています。男性がメイクするのが当たり前になったら、メンズメイクっていうカテゴリーはなくなると思うんですよ。料理男子とか理系女子とかと一緒で、そういう冠はなくなる方がいいんじゃないかな、と僕は思っているので。メンズメイクという呼称に違和感が出てくるようになればいいな、なんて思っちゃっています」

George「女性がメイクをするようなテンションで、デイリーにメイクをする男性はごくごくわずかですよね。そういう意味では、韓国の方が進んでいるかもしれない(編集注:Georgeさんは韓国コスメに精通していることでも有名)。新しく出てきているブランドのほとんどがジェンダーレスを売りにしています。街中でも、日本よりはずっとアイメイクやリップメイクをしている男性が多い印象です」

りんたろー。「あー、そういうのイイ! 日本で男がメイクやスキンケアとか美容のケアを熱心にしているというと、『男なのに?』と言われることも多くって。もちろん、僕は芸人なので、そのリアクションによって自分がおいしくなっていると感じることもあるんだけれど。女性がキレイになりたいって思うように、男性がメイクでオシャレ感を盛ったり、かっこよく見せたいって人がいても当然だと思うんです。女性がメイクを楽しむように、男性も当たり前に楽しめるようになればいいな、って。世間の反応を気にして手を出せていない方も多いと思うから、僕がメイクすることで、そういう空気感をぶっこわせるんじゃないのかな、って

George「マジで熱い! メンズメイク界の革命児になるんですね!」

りんたろー。「キレイになる権利って誰にでも平等なわけで。美を磨く手段としてのメイクを、自分は男だからという理由だけでスルーしちゃうのもったいなくない? そこは、男とか女とか、年齢とかで、自分に制限かけるジャンルじゃないでしょっ、て。例えばもともとがイケメンのアイドルや俳優の方々がメイクしても、キレイだなぁとは思えても、みんな自分ゴト化しづらいだろうし、一歩を踏み出す勇気がわいてこないと思うので、ここは僕の出番でしょ、と。この空気を変えられるの、りんたろー。しかいないでしょってな感じです(キメ顔)!」

一同拍手

George「素晴らしい! はい、では、さっそく始めましょう」

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