肌色を変える要素、新注目点はココ
今年は“血管美白”で攻める!
美容エディター
入江信子さん
美白が気になり始める季節到来。で、ずばり今季の推しは“血管美白”!
まずはポーラ ホワイトショット。「肌内部の血管に蓄積する、老化色素『リポフスチン』が肌色を左右していた!」という発見から新たなアプローチを繰り広げている。聞き慣れない言葉だけど、リポフスチンとは、体内で分解されなかった脂質やタンパク質が変質してできた茶色い色素。血管の内部にはリポフスチンが蓄積されやすく、たまってしまうと血管を濁らせ、肌色をくすませる。そのうえ血管自体も劣化して、血行が悪化。血色が悪くなるのだそう。そこで新ホワイトショットでは、血管にたまったリポフスチンを分解する機能を活性化。リポフスチンの分解&除去を進めて、明るい肌色を目指す。
一方、資生堂のHAKUの研究では、シミがある部分の肌に異常な血管が密集していると、シミが直りづらく、根づきやすくなることが明らかに。さらにシミ部分の肌では「ウロキナーゼ」という刺激因子が活性化し、毛細血管が密集。炎症状態が呼び寄せられ、シミを悪化させていること、またウロキナーゼの活性化によって過剰なメラニン生成が引き起こされていることがわかってきた。というわけで、リニューアルしたHAKUは、ウロキナーゼの活性を抑制し、異常血管が密集するのを抑える技術を採用。消えにくかったシミにも対抗するという。
考えてみれば、血管は肌の中に張り巡らされているのだから、肌色に関係するのは当たり前。血管方向からのアプローチ、これからも必見。
ホワイトショットCXS <医薬部外品> 25ml ¥15000(3/1発売)/ポーラ
美白有効成分ルシノール、ビタミンC誘導体をはじめとする技術も継続。
HAKU メラノフォーカスZ <医薬部外品> 45g ¥10000(3/21発売)/資生堂
4MSKとm-トラネキサム酸のW美白有効成分etc.に新成分をオン。
撮影/吉田健一
Edited by 大森 葉子
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