お悩み2:友人の結婚ラッシュでご祝儀貧乏に。心から友人の結婚を祝えないんです。
25歳ごろから、友人の結婚式にたびたび呼ばれるように。ただ私の薄給では毎回3万円のご祝儀を払うのが段々しんどくなってきて、今は正直、親友以外は呼んでほしくないと思うように。そんな自分が悲しいです。
ペンネーム:himawariさん(28歳・会社員)
植松さん
とても正直でイイわ。だって、結婚式って他人の幸せ自慢に付き合った挙げ句、お金まで払うのよ。心からの親友であればもちろん祝う気持ち満々だけど、そんな人は、半世紀生きてきた僕にとっても一人か二人。あとは、お付き合いよ。だから、そこまでの距離感ではない人に「呼んでほしくない」と思う気持ちは湧いて当然よ。
常連M
彼女は28歳。ちょうど今がお呼ばれするピークかもね。
植松さん
そうね、あと5年ぐらいは増加傾向が続きそうだから、お付き合いレベルのお誘いは5回に1回ぐらいは断ってもイイかもね。まぁ、だんだん年齢を重ねると、結婚式を挙げるとしても規模が小さくなって、呼ぶ相手も選ぶようになるから減るわよ。だって、連絡をとっている相手じゃないと、どうなっているかわからないし、いろんな意味で怖くて呼べなくない? それにね、いつの間にか「お祝い」が「お弔い」に変わっていくんだから。しかも、お弔いの相場はご祝儀より低め。
常連M
お弔いって、ご不幸のこと?
植松さん
そう、結婚式ラッシュは一生続くわけではないの。それにお付き合いが多いのはいいことだし、素敵な出会いがあったり、新鮮な刺激がもらえたりする可能性だってあるから、クルージング気分でぜひ。
常連M
クルージングと思うと、楽しめそう。
植松さん
あとね、結婚式はドレスアップの経験値を上げる大切な場。慣れないヒール履いてパカパカさせて膝が笑っちゃっている人や、お呼ばれスタイルのフォーマットなの?みたいな人をお見かけするけど、ぜひドレスアップを学んでほしいわ。たとえば、普段からヒールを履いてみるとか、同じお洋服でも靴、バッグ、アクセ、ヘアメイクで印象が変えられるからチャレンジしてみるとか。ドレスアップ慣れしとかないと、毎回、とっ散らかった格好or量産型フォーマットでの参列になるわよ。人生に無駄はないの。経験値を増やすと思って、乗り越えて!
撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美
Edited by 松本 薫
公開日:
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