連載 神崎恵メイクって、気分!

甘い服こそメイクとのバランスが重要!曖昧カラーのメイクで新鮮に!

公開日:

VOCE2021年3月号_神崎恵

「甘いディテールのある服は曖昧カラーのメイクで外して全身の”糖度”をちょうどよく」ーー神崎さんが考える、甘い服の着こなし方をご紹介します!

今回のテーマ

「服」ファーストのメイク

甘いディテールのある服は曖昧カラーのメイクで外して全身の“糖度”を調整します

VOCE2021年3月号_神崎恵

甘い服こそ、メイクとのバランスが大事

フリルやピンクといった甘いディテールのあるファッションを大人が楽しむ場合、メイクのさじ加減がかなり重要になってきます。今までは、思いっきり甘いテイストに振り切るか、逆にハンサムに仕上げるか、このどちらかが定番だったのですが、この春は曖昧カラーであるネイキッド・ピンクを組み合わせて、たおやかな雰囲気に仕上げるのが新鮮で楽しい。ただし、全く同じトーンにするのではなく、シャイニーなもの、マットなもの、くすみトーンといった微妙に違う色みと質感を組み合わせます。

イメージは“桃”(笑)。桃って実は全部同じ色ではなく、部分によって違う色になってますよね。それをメイクで再現すると、雰囲気に風合いが生まれるのです。

また、ヘアも重要なポイント。ぴっちり、タイトなシルエットにまとめてヘア部分の甘さを削ぐことで、全身の“糖度”のバランスがベストに整います。

HOW TO MAKE-UP

VOCE2021年3月号_神崎恵
EYE
howto

パレット右上(①)をまぶた全体にふんわりとぼかしてピンクトーンに。アイホールの目頭側半分に左上(②)を、目尻側半分に左下(③)を。下まぶたの黒目横~目尻にも左下(③)を。目尻は5㎜ほど延長して。右下(④)で上下のまぶたのキワを埋めるようにオン。

温もりを感じるコーラル、肌の透明感を引き上げる青み系。繊細にきらめくパールを纏った2種類のピンクでまなざしが春めく。

CHEEK

チークは頰の高い位置に小さな楕円形に淡くぼかす。

肌にのせた瞬間、クリームがフォギーな質感のパウダーに変化。くすみピンクで甘い血色に。

LIP

リップは輪郭よりやや大きめに直塗り。仕上げに指でおさえてエッジをぼかす。

ソフトに色づくマット質感が魅力のピンクベージュ。

NAIL

ネイルは一度塗り。

スモーキーなパープルで洒落っ気を。

撮影/川﨑一貴(MOUSTACHE/人物)、伊藤泰寛(静物) ヘア/津村佳奈(un ami ) スタイリング/白幡啓(LOVABLE) 取材・文/中川知春

Edited by 大森 葉子

公開日:

こちらの記事もおすすめ

    You May Also Like...

    あなたにおすすめの記事

      Serial Stories

      連載・シリーズ