美容界屈指の知識を誇る3人が集結
内科医・皮膚科医
友利新さん
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医学的観点から美しく健康的に生きるための情報を発信。最新の肌知見や先端スキンケア事情にも精通しており、正しいコスメ選びについて提案してくれる。
ビューティジャーナリスト
吉田昌佐美さん
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膨大な知識とコスメへの深い愛をベースに、難解な美容情報をわかりやすく解説。各メーカーの研究者も一目置く存在で、読者からの信頼も絶大。
ビューティサイエンティスト
岡部美代治さん
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化粧品の基礎から製品化までを研究してきた経験をもとに、スキンケアを中心とした美容全般について、正しい情報を丁寧に解説してくれる。
専門職から総合職へ今季はコスメのマルチ化が加速
岡部さん
今シーズンは、各メーカーの研究の成果がしっかりと反映された、高機能なアイテムが多く発売されているよね。
友利さん
本当にそう思います。『何をやるか』ではなく『全部やる』という感じ。シワにこのコスメ、シミにこのコスメと一品一品足し算をしていたのが、ひとつですべての役割をこなしてくれるようになりました。
吉田さん
専門職から総合職へ、というところでしょうか。これまでは突出した機能を持つ職人を何人も揃えていたけど、ここにきてすべてをマルチにこなす優秀なスーパー人材を求めるようになったというか。その波がこの秋に本格化したんでしょうね。
岡部さん
このマルチ機能化には、ナイアシンアミドやレチノール、ビタミンCなど、単体で多様な働きをする成分を安定的にコスメに配合できるようになったのが大きいと思います。
友利さん
こうなってくるとスキンケアはかなり簡素化できそうですね。私は、興味としてコスメをたくさん使いたいという気持ちは抑えられないし、VOCE読者もそうかもしれないけど、今季の新作コスメなら、ひとつで十分に働いてくれるから、そこに頼ってもいいと思います。
岡部さん
どれを使っても効果があるものばかりだから、機能うんぬんより気分で選んでもいいぐらいだと思うね。化粧品は嗜好品の面も強いから、このブランドが好き、このパッケージが好き、このテクスチャーが好きという気持ちの面が実際の肌実感に密接に関係してくるんですよ。実はそれがとても大事な要素だったりする。
吉田さん
テクスチャーとか、ブランドの取り組みとか、自分がグッとくるポイントで選んでもいいということですね。
友利さん
でもやっぱり、自分の肌にピッタリなものを教えてほしいという人は、よりパーソナライズされたカウンセリングを受けるのもありですよ。お手入れの方法などもより詳しく、納得のいく形で教えてくれるブランドが増えているので、どんどん利用したらいいと思います。
岡部さん
それでも悩んでしまうなら、VOCEのベスコスを参考にするのもいいと思うよ。
吉田さん
ただ塗って終わりじゃなくて、塗ったあとの肌の変化をしっかり感じ取ることも大事。コスメ好きほど使い心地に鈍感になってしまう面があるから。
岡部さん
使い方に特徴のあるコスメも増えているので、説明書は必ず読んでほしい。よく言っていることだけど、説明書は開発者からのラブレターだからね。
\2024上半期、信頼度No.1の最新コスメをランキングで大発表/
撮影/榊原裕一(人物) ヘアメイク/鈴木京子(友利さん) スタイリング/槇佳菜絵(友利さん) 取材・文/穴沢玲子 構成/河津美咲
Edited by 野崎 未来
公開日:
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