考えてもどうにもならないことは割り切って、悩まない!
VOCEの表紙を飾るのは、今回でなんと6回目。どんなに忙しくとも、年齢を重ねても、お肌はツルスベ、ボディも髪も何もかも完璧。そのキレイの秘訣はどこにあるのだろう?
「この数ヵ月、作品が重なったこともあり、美容を楽しむ余裕がありませんでした。ゆっくり湯船に浸かったり、ジムやサロンに行くこともままならなくて。以前ならそんな状況をストレスに感じていたのでしょうが、いつしか『そういうものだ』と割り切れるようになりました。時間がないならないなりの、最善のケアをするほかないのだと切り替え! 揺らぎやすく、くすみがちな私の肌の場合、落とすケアはスピーディーかつ丁寧にして、効率的な保湿を。髪を乾かしたり、家事をしながら浸透を待ったり、シートマスクをしたり。普段よりお手入れに時間をかけられなかったけど、肌の調子が著しく悪くなることはありませんでした。お手入れを引き算する=触る回数が減って刺激を回避できるメリットがあるのかも」
周囲にいる魅力的な年上の女性たちから、ヒントを得ることも多い。
「頬の毛穴が気になって石井美保さんに相談したら『夏だからじゃない? こんなに暑かったら毛穴も開くよね~』とサラリと真顔で返され、思わず笑ってしまいました。美の賢者らしからぬ回答と思うかもしれないけど、美保さんの美容に関する答えはいつだって明快で気持ちを軽くしてくれる。もうちょっと涼しくなって、それでも気になったらまた相談してみようと、いったん毛穴問題を忘れるきっかけになりました(毛穴は焦っていじくらず、しばらく静観しましょうということです)。MEGUMIさんは常に最新美容に果敢に挑戦していて、それをうれしそうに共有してくれるところが大好きだし、神崎恵さんがSNSでやっている“これ いいよ図鑑”にもハマっていて、みるたび何かしらポチッてしまう。先輩方が素敵に輝いているのは、美人に生まれたからじゃない。人と比べず、美容を心底楽しみながら“好きな自分”を生きているからだと思うんです」
撮影/三瓶康友 ヘアメイク/林由香里 スタイリング/西野メンコ 取材・文/中川知春
Edited by 松本 薫
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