【2限目】
角質をどう育てる? まずは角質の状態をチェック!
角質の状態が見た目や質感に直結することがわかったところで、自分の肌をセルフチェック。ベストな美肌を目指す上で大事なのは正しく適切な角質ケア。肌にピッタリのお手入れ方法を見つけて。
◆ちょうどいい厚さの角層
\重要/
肌トラブルがない
- キメが整って均一な状態
- 肌が潤っている
- 表面がはがれていない
- 色ムラがない
- 表面がすべすべした触り心地
角質ケアを月に1回程度投入
髙瀬先生
肌荒れや乾燥、ニキビなどの肌トラブルがないなら、いまの状態をキープすればOK。月に1回の角質ケアで十分です。
◆角層が厚い
- 肌トーンがくすんでいる
- 触るとゴワゴワする
- 肌が乾燥している
- スキンケアをサボりがち
- シワが気になる
- UVケアが不十分で日焼けしがち
- 運動不足
- 食事のバランスが悪い
角質ケアを週1回投入
髙瀬先生
ほとんど角質ケアをしてこなかった肌なら、週に1回ぐらい取り入れて、はがれ落ちるべき古い角層を少しずつオフして。
◆角層が薄い
- 赤みがある
- コスメがしみることがある
- キメがない
- 肌を触るとつるつるしている
- 肌表面がテカテカ光っている
- 角質ケアを週1回以上行っている
- つるんとするケアが好き
- スペシャルケアが好き
- たくさんのコスメを重ね使いしている
角質ケアはしなくてOK
髙瀬先生
さまざまな理由で角層が薄くなっている肌には、角質ケアは不要。角質細胞をしっかり育てるケアを優先しましょう。
部分によって差がある?
水井さん
ターンオーバーのリズムは顔の部位でそれほど差はないけれど、お手入れによって厚みに差が出ることもあります。
・おでこ
眉はしっかりクレンジングしても、その上はいい加減になる場合が多く、溜まりやすい。
・ほうれい線
シワ部分をのばしてクレンジングや洗顔をしている人は少なく、溜まりやすいところ。
・フェイスライン全体
クレンジングや洗顔による洗い残しが多いゾーンなので、古い角質も溜まりやすい。
・口周り
皮脂の多い口まわり、唇の縁も角質が溜まりやすいが、毛剃りしているならケア不要。
・眉間
クレンジングや洗顔をするとき、意外と指が届いていないため、古い角質も溜まりがち。
・あご
唇の下は、膨らませてクレンジングや洗顔をしていない場合、角質も毛穴汚れも蓄積。
・鼻の穴の間
鼻炎などで鼻をよくかむ人は薄くなっている場合も。でも基本的には角質溜まりゾーン。
・やりすぎゾーン
角質が溜まるどころか薄くなっていることが多い部位。赤みが出ているようなら、角質ケアは避けるべし。
角層の厚みムラは見た目印象や肌触りを悪化させる原因に!
水井さん
クレンジングで洗い残しがある部分は、角質が溜まりやすいところ。きちんと洗えていれば、基本的には古い角質が溜まりすぎることはないはずなんです。でも額や口まわり、耳の前など、洗い残しの多いところは角質も溜まりがちで、くすんだりゴワついたりといった質感や色のムラが出てしまいます。深いシワ部分も溜まりやすいので注意。
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“適切な”角質ケアをしよう!
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